このドキュメントでは、Android 向け Google アナリティクス SDK v3 を使って、Google アナリティクスへのデータ ディスパッチを管理する方法を説明します。
概要
Android 向け Google アナリティクス SDK を使って収集されたデータは、別のスレッドで Google アナリティクスにディスパッチされるまでローカルに保存されます。
データのディスパッチと受け取りは、各ビューのローカル タイムゾーンで翌日の午前 4 時 までに行う必要があります。それ以降に受信された データはレポートに表示されません。たとえば、午後 11 時 59 分にローカルなキューに送られたヒットをレポートに表示するには、4 時間以内(午前 3 時 59 分まで)にディスパッチする必要があります。一方、午前 12 時にキューに登録されたヒットは、28 時間以内にディスパッチする必要があります。つまり、レポートに表示するために、翌日の午前 3 時 59 分の場合。
定期的なディスパッチ
デフォルトでは、データは 30 分ごとに Android 向け Google アナリティクス SDK からディスパッチされます。
ディスパッチの間隔をプログラムで設定する方法は次のとおりです。
// Set the dispatch period in seconds. GAServiceManager.getInstance().setLocalDispatchPeriod(15);
EasyTracker を使用して XML でディスパッチ期間を設定するには:
<integer name="ga_dispatchPeriod">30</integer>
負の値を設定すると定期的なディスパッチが無効となり、Google アナリティクスにデータを送るには手動によるディスパッチが必要になります。
// Disable periodic dispatch by setting dispatch period to a value less than 1. GoogleAnalytics.getInstance(this).setDispatchPeriod(0);
ディスパッチを待つヒットが残っている間に、ネットワーク接続が切れたり、ユーザーがアプリを終了したりした場合、残りのヒットはローカル ストレージで保持され、次にアプリが起動するか、ディスパッチが呼び出されたときにディスパッチされます。
手動によるディスパッチ
ヒットを手動でディスパッチする方法は次のとおりです。手動によるディスパッチは、対象デバイスの無線が既に別のデータの送信に使われているとわかっている場合などに使用します。
GAServiceManager.getInstance().dispatchLocalHits();