My Business Account Management API を使用すると、ビジネス情報を別のアカウントやビジネス グループに移管できます。このドキュメントでは、その手順について説明します。
概要
ビジネス情報を移管するには、以下が必要です。
移管元アカウント: 移管元アカウントは、そのビジネス情報のオーナーのアカウントです。このアカウントは、個人アカウントでもビジネス グループでもかまいません。移管が完了すると、移管元アカウントはそのビジネス情報にアクセスできなくなります。
移管先アカウント: ビジネス情報の移管先となるアカウントです。このアカウントは、個人アカウントでもビジネス グループでもかまいません。移管が完了すると、移管先アカウントがそのビジネス情報のメインのオーナーになります。
OAuth2 の更新トークンとアクセス トークン:この API を呼び出すには、移管元アカウントと移管先アカウントそれぞれについて、OAuth2 更新トークンとアクセス トークンが必要になります。
ビジネス情報の移管
ビジネス情報を移管する方法は以下のとおりです。
ビジネス情報のオーナーではない場合、まずはそのオーナーになります。現在のビジネス オーナーの OAuth 認証情報を使用して
account.admins.create
を呼び出し、リスティングのオーナーとしてユーザーを招待します。次に、招待したユーザーの OAuth 認証情報を使用してaccounts.invitations.list
を呼び出し、招待 ID を取得します。accounts.invitations.accept
を呼び出してこの招待を承諾します。移管先アカウントの OAuth 認証情報を使用して、
accounts.list
を呼び出します。次に、ビジネス情報の移管先となるアカウント ID をリストから探します。手順 1 のaccount.admins.create
またはaccounts.invitations.list
の呼び出しに対するレスポンスに含まれる管理者 ID を、アカウント ID として使用することもできます。このアカウント ID を使って、個人アカウントやビジネス グループを参照できます。手順 2 で取得したアカウント ID を移管先アカウントとして使用します。 この ID をリクエスト本文の destinationAccount フィールドに指定し、
locations.transfer
を呼び出します。
移管先アカウントの OAuth 認証情報を使用して accounts.locations.list
を呼び出し、移管したビジネス情報が結果に表示されることを確認します。移管元アカウントで accounts.locations.list
エンドポイントを呼び出しても、移管したビジネス情報は結果に表示されません。
ビジネス グループに移管する
組織内の location group
にビジネス情報を移管するには、merchant
の OAuth 認証情報を使用して locations.admins.create
を呼び出します。Admin
リソースの account
フィールドを使用して、location group account ID
と適切な role
を渡します。location group
の管理者の認証情報で、parent
引数としてビジネス グループのアカウント ID を使用して accounts.invitations.list
を呼び出して、location group
に関連する招待状を取得する必要があります。正しい対象ビジネスが設定されている招待を見つけたら、accounts.invitations.accept
を呼び出して正しい招待を受諾します。