はじめに
このガイドでは、簡単な作業例を用いて、Java の OR-Tools の使い方について説明します。
この手順は他の Windows バリアントでも動作する可能性がありますが、次の要件を満たすマシンでのみテストしています。
Windows 10 64 ビット(x86_64)と次のもの:
- Microsoft Visual Studio Enterprise 2022
- Microsoft Visual Studio Community 2022 Preview 2 以降
前提条件
以降のセクションでは、OR-Tools をインストールするための前提条件について説明します。
Microsoft Visual C++ 再配布可能パッケージ
Java 用 OR-Tools ライブラリは C++ ネイティブ ライブラリのラッパーであるため、Visual Studio 2022 用 Microsoft Visual C++ 再配布可能パッケージ(x64 バージョンを選択)がインストールされている必要があります。
Java JDK
また、Java JDK 64 ビットのバージョン 8.0 以降がインストールされている必要があります。
詳しくはこちらをご覧ください。
Maven
Maven 64 ビットがインストールされている必要もあります。
詳しくはこちらをご覧ください。
Maven を使用したインストール
Maven アプリケーションに OR-Tools を含めるには、そのアーティファクトへの依存関係をプロジェクトの pom.xml ファイルに追加します。たとえば、
<!-- https://mvnrepository.com/artifact/com.google.ortools/ortools-java -->
<dependency>
<groupId>com.google.ortools</groupId>
<artifactId>ortools-java</artifactId>
<version>9.10.4067</version>
</dependency>
Java サンプルコードを取得する
サンプルコードは java_or-tools リポジトリにあります。
リポジトリを ZIP ファイルとしてダウンロードして展開するか、リポジトリのクローンを作成します。
git clone -b v9.10 --depth 1 https://github.com/or-tools/java_or-tools
サンプル ディレクトリに移動します。
cd java_or-tools
サンプルをビルドする
java_or-tools
ディレクトリから:
次のコマンドを使用してプロジェクトをビルドします。
mvn compile -B
サンプルを実行する
java_or-tools
ディレクトリから:
次のコマンドを使用してバイナリを実行します。
mvn exec:java
これで完了です。OR-Tools を使用してアプリケーションを実行したので、OR-Tools の使用を開始する準備が整いました。