Library API を使ってみる

Library API を使用すると、ユーザーの Google フォト ライブラリ内の写真、動画、アルバムを操作できますが、重要な点として、アクセスして管理できるのは、アプリによって作成されたコンテンツのみです。

始める前に

Library API の主なユースケース

Library API は、アプリで次のような処理を行う必要がある場合に最適です。

  • メディアをアップロードして保存する: アプリで生成された写真と動画をユーザーの Google フォト ライブラリに安全にインポートできます。
  • コンテンツを整理する: アルバムを作成して管理し、ユーザーがアプリ関連のメディアを整理できるようにします。
  • 写真とアルバムを拡張する: タイトル、説明、位置情報などの拡充により、メディア アイテムとアルバムにコンテキストを追加します。
  • アプリが作成したデータにアクセスする: アプリが以前に作成した写真、動画、アルバムを取得して操作します。

Library API の一般的なワークフロー

Library API にはさまざまな機能が用意されていますが、一般的なワークフローは次のようになります。

  1. メディアをアップロードする: アップロード エンドポイントを使用して、写真や動画のバイトデータを Google フォトに安全にアップロードします。この手順により uploadToken が生成されます。

  2. メディア アイテムを作成する: mediaItems.batchCreate メソッドを使用して uploadToken を指定し、ユーザーのライブラリにメディア アイテムを作成します。

  3. アルバムを作成する(省略可): albums.create メソッドを使用して、ユーザーのライブラリ内にアルバムを作成し、メディア アイテムを整理します。

  4. アルバムを管理する:

    • albums.batchAddMediaItems を使用して、(アプリで作成した)メディア アイテムをアルバムに追加します。
    • albums.batchRemoveMediaItems を使用して、アルバムからメディア アイテムを削除します。
    • albums.addEnrichment を使用して、アルバム(タイトルや場所など)にエンリッチメントを追加します。
    • albums.get を使用して、特定のアルバムに関する情報を取得します。
    • albums.list を使用して、アプリが作成したアルバムを一覧表示します。
  5. アプリで作成されたメディアにアクセスする:

    • mediaItems.get または mediaItems.batchGet を使用して、特定のメディア アイテムの詳細を取得します。
    • mediaItems.search を使用して、アプリで作成されたメディア アイテムを検索します。
    • アルバム ID を指定して mediaItems.search を使用して、アプリで作成された特定のアルバム内のメディア アイテムを一覧表示します。

次のステップ

  • リファレンス ドキュメントを確認する: 詳細な Library API リファレンス ドキュメントで、使用可能なすべてのメソッドとパラメータを確認します。
  • サンプルを試す: サンプルで、Library API の実際の動作を確認し、統合のヒントを得ましょう。