GTFS リアルタイム フィードは、ルートの更新情報、運行情報、車両の位置情報の 3 種類のリアルタイム データに対応しています。リアルタイム フィードに含めるエンティティは、1 種類に限定することをおすすめします。また状況に応じて、ルートの種類、交通機関などの条件に基づいてエンティティのサブタイプを設定し、リアルタイム フィードを分割することをおすすめします。
たとえば、サブカテゴリ「ルートの種類」をルートの更新情報のエンティティに設定することで、すべての運行サービスのルートを更新する際に、フィードを地下鉄の更新情報用、バスの更新情報用などに分割できます。
単一障害点を回避できるよう、リアルタイム フィードは種類別に細かく分割しましょう。フィードを分割することで、1 つの入力エラーがフィード全体に影響を及ぼすリスクを回避できます。
結合したリアルタイム フィードをサブタイプ別に分割する場合は、こちらのサンプルツールをご利用ください。
次のセクションでは、3 種類の GTFS リアルタイム フィードについて説明します。
ルートの更新情報
例: 「バス X は 5 分遅れています。」
ルートの更新情報は、時刻表の変動を知らせるためのデータです。Google では、お客様がリアルタイムでスケジュールを管理しているルートごとに、更新情報を送信していただく必要があります。これらのデータを介して、ルート上の停車地への予想到着時刻、またはその停車地からの予想出発時刻を提示できます。また、ルートの更新情報は、ルートのキャンセル、ルートの時刻表への追加、ルートの変更など、より複雑な状況を知らせる際にも使用できます。
詳しくは、ルートの更新情報をご覧ください。
運行情報
例: 「駅 Y は工事中のため、閉鎖されています。」
運行情報は、特定のエンティティに関する上位レベルの問題を示すためのデータです。この種類のデータは主に、問題を説明するテキストで構成されています。運行情報の対象となるユーザーの把握に役立つ構造化データを収集する目的で、Google では、URL の記載を認めています
運行情報の例には、駅、路線、路線網全体で発生したトラブルなどが挙げられます。
詳しくは、運行情報をご覧ください。
車両位置情報
例: 「このバスは Y 時に、地点 X に到着しました。」
車両位置情報は、路線網を走る特定の車両に関する基本的な情報を表すためのデータです。車両の位置を割り出すうえで最も重要なデータは、車両の位置を示す緯度と経度ですが、車両の現在の速度と走行距離計の数値が使用される場合もあります。
詳しくは、車両位置情報をご覧ください。