警告:WebVR はまだ試験運用版であり、仕様変更の可能性があります。
WebVR の実装ステータス
現在、WebVR API は次のブラウザで利用可能です。
- Chrome ベータ版(M56+)(オリジン トライアルによって)
- Firefox Nightly
- Samsung Internet Browser for Gear VR(注: 現在、このブラウザは古いバージョンの WebVR 仕様をサポートしています)
ブラウザの実装ステータスの詳細については、chromestatus.com をご覧ください。
考慮事項
WebVR エクスペリエンスを構築するときの考慮事項を次に示します。
- HTTPS を介して WebVR コンテンツを提供する必要があります。そうしない場合、ブラウザによってユーザーに警告が表示されます。
- 詳細については、サーバーでの HTTPS の有効化をご覧ください。
- 現在、Chrome では Android 上のネイティブ WebVR のみをサポートしています。Daydream ヘッドセットと Pixel スマートフォンを使用する必要があります。
- WebVR Polyfill は、仕様のネイティブ実装と完全に対応してるわけではありません。Polyfill を使用する予定がある場合は、VR 対応端末と非 VR 端末の両方でチェックする必要があります。
- ユーザーが VR コントローラ ボタンをクリックしてからでないと、コードで利用できません。これをコードで明確にし、通常、VR エクスペリエンスの開始時にコントローラ ボタンを押すようユーザーに求めるメッセージを表示する必要があります。
- ローカルで実行する場合は、Chrome 56 で Gamepad の姿勢情報を有効にする必要があります。Chrome 56 で Gamepad 拡張機能のランタイム フラグを有効にしていない限り、localhost で実行するときに、Gamepad 情報には、姿勢(または位置)情報は含まれません。オリジン トライアルを利用している場合は、WebVR API で Gamepad 拡張機能が有効化されます。