Google ドライブでは、変更履歴が自動的に保持されるため、ユーザーはファイルの変更やコンテンツの変更履歴を追跡できます。変更履歴では、行われた編集内容を確認したり、特定の編集が含まれる特定のバージョンのファイルに戻したりできます。
次の用語は、Google Drive API の変更リソースとリビジョン リソースに関連しています。
- アクセス制御リスト(ACL)
- ファイル、フォルダ、共有ドライブに関連付けられているすべての権限リソースのリスト。
- 変更
- ファイルのコンテンツまたはファイルまたは共有ドライブのメタデータに対する変更。
- ユーザーの変更ログ
- ユーザーがマイ ドライブ内の編集可能なすべてのファイル(Google ドキュメント、スプレッドシート、スライドなど)に対して行ったすべての変更の記録。共有ドライブのメンバーの場合、ユーザー変更ログには、共有ドライブのメンバーシップ、その共有ドライブ内のアイテムに対するユーザーのアクセスレベル、共有ドライブ名の変更に関するエントリも含まれます。
- 共有ドライブの変更ログ
- 共有ドライブに対するすべての変更(ユーザーの追加や削除など)と、その共有ドライブ内のアイテムに対するすべての変更の記録。共有ドライブ内のアイテムに対する変更は、ユーザーの変更ログと共有ドライブの変更ログの両方に表示されます。
- 変更ログエントリ
- ファイルのコンテンツまたはファイルまたは共有ドライブのメタデータに加えられた変更の記録。変更ログエントリには、変更を行ったユーザー、タイムスタンプ、ID が示されます。変更ログに一度に登録できるエントリは、ファイルまたは共有ドライブごとに 1 つのみです。ファイルまたは共有ドライブが変更されるたびに、そのエントリに新しい ID が作成され、以前のエントリが置き換えられます。
- リビジョン
- ファイルのコンテンツ(メタデータではない)に対する変更を表すファイルのバージョン。各リビジョンには、Drive API 内のリビジョン リソースを使用してアクセスできます。
- ヘッド リビジョン
- ファイルの最新バージョン。
- Blob リビジョン
画像、動画、PDF などの変更不可のバイナリ ファイルのバージョン。Blob リビジョンがバイナリ ファイルの唯一のリビジョンである場合、そのリビジョンは削除できません。新しい blob を新しいリビジョンとしてアップロードできます。この blob は、そのファイルの新しいヘドリビジョンになります。
Blob リビジョンは「Keep Forever」に設定できます。つまり、リビジョンは自動的にパージされません。最大 200 件の変更を [この履歴を削除しない] に設定できます。ヘッド リビジョンは自動的にパージされることはありません。
ヘドリビジョンを除く、[Keep Forever] として指定されていないリビジョンはパージできます。パージ可能なリビジョンは通常 30 日間保持されますが、ファイルに「Keep Forever」として指定されていないリビジョンが 100 個あり、新しいリビジョンがアップロードされた場合は、それより前にパージされることがあります。
Revisions
リソースのkeepForever
フィールドは、リビジョンを [Keep Forever] に設定するために使用されます。また、revisions.delete
を呼び出して、[Keep Forever] とマークされているリビジョンを削除することもできます。- 変更履歴
ファイルのすべてのリビジョンを時系列で記録します。ドキュメント、スプレッドシート、スライドのファイルに変更を加えると、新しいリビジョンが作成されます。コンテンツが変更されるたびに、ドライブはそのファイルの新しいリビジョン履歴エントリを作成します。ただし、これらのエディタ ファイルの変更は統合される可能性があるため、API レスポンスにファイルのすべての変更が表示されない場合があります。
Google Drive API を使用してリビジョンを管理する方法については、次の動画をご覧ください。
次のステップ
- 追跡する変更が記録されている場所を特定するには、追跡する変更ログを特定するをご覧ください。
- ユーザーと共有ドライブの変更トラッキングを設定するには、ユーザーと共有ドライブの変更をトラッキングするをご覧ください。
- リビジョンを公開、ダウンロード、クエリするには、ファイルのリビジョンをダウンロードして公開するをご覧ください。
- 変更通知を設定するには、プッシュ通知をご覧ください。