ファイルの作成と管理

このガイドでは、Google ドライブでファイルを作成して管理する方法について説明します。

ファイルを作成

メタデータやコンテンツを含まないファイルをドライブに作成するには、パラメータなしで files.create() メソッドを使用します。ファイルには、kinddrive.fileidname(「Untitled」)、mimeTypeapplication/octet-stream)に割り当てられます。uploadType は必須とマークされていますが、デフォルトは media であるため、実際に指定する必要はありません。

ドライブ ファイルの制限の詳細については、ファイルとフォルダの制限をご覧ください。

メタデータのみのファイルを作成する

メタデータのみのファイルにはコンテンツは含まれません。メタデータは、ファイルを記述するデータ(namemimeTypecreatedTime など)です。name などのフィールドはユーザーに依存せず、各ユーザーに対して同じように表示されます。一方、viewedByMeTime などのフィールドにはユーザー固有の値が含まれます。

メタデータのみのファイルの例として、MIME タイプが application/vnd.google-apps.folder のフォルダがあります。詳細については、フォルダを作成しデータを入力するをご覧ください。別の例として、MIME タイプが application/vnd.google-apps.shortcut の Google ドライブ上の別のファイルを参照するショートカットがあります。詳細については、ドライブ ファイルへのショートカットを作成するをご覧ください。

サムネイル画像を管理する

サムネイルは、ユーザーがドライブ ファイルを識別するのに役立ちます。Drive では、一般的なファイル形式のサムネイルを自動的に生成できます。また、アプリで生成したサムネイル画像を指定することもできます。詳しくは、サムネイルをアップロードするをご覧ください。

既存のファイルをコピーする

ファイルをコピーして、リクエストされたアップデートを適用するには、files.copy() メソッドを使用します。コピーする fileId を見つけるには、files.list() メソッドを使用します。

呼び出しを承認するには、適切な Drive API スコープを使用する必要があります。ドライブのスコープについて詳しくは、Google Drive API のスコープを選択するをご覧ください。

制限と考慮事項

ファイルをコピーする準備をする際は、次の制限事項と考慮事項に注意してください。

  • 権限

    • copyRequiresWriterPermission ファイルの制限により、ファイルをコピーできるユーザーが決まります。詳細については、ユーザーがファイルをダウンロード、印刷、コピーできないようにするをご覧ください。
    • files リソースの capabilities/canCopy フィールドは、ユーザーがファイルをコピーできるかどうかを決定します。詳細については、ファイルの機能についてをご覧ください。
    • コピーを作成したユーザーが、コピーされたファイルを所有します。ソースファイルの他の共有設定は複製されません。コピーが共有フォルダに作成された場合、そのフォルダの権限が継承されます。
    • コピーされたファイルのオーナー権限が変更され、コピーが元のファイルの共有設定を継承しなくなる可能性があります。これらの設定をリセットする必要がある場合があります。
  • ファイル管理:

    • サードパーティのショートカットなど、コピーできないファイルもあります。
    • ファイルは 1 つの親フォルダにのみコピーできます。複数の親を指定する機能はサポートされていません。parents フィールドが指定されていない場合、ファイルは検出可能な親をソースファイルから継承します。
    • フォルダはファイルの一種ですが、フォルダをコピーすることはできません。代わりに、宛先フォルダを作成し、既存のファイルの parents フィールドを宛先フォルダに設定します。その後、元のソースフォルダを削除できます。
    • 新しいファイル名を指定しない場合、files.copy() メソッドは元と同じ名前のファイルを生成します。
    • files.copy() を過度に使用すると、Drive API の割り当て上限を超える可能性があります。詳細については、使用制限をご覧ください。

次の手順をお試しください。