分割レポート

新しい Search Ads 360 Reporting API をご利用いただけるようになりました。新しい API では、柔軟性の向上により、カスタム レポートを作成し、レポート作成のアプリケーションやプロセスにデータを統合することができます。詳しくは、新しい Search Ads 360 Reporting API への移行と使用についての記事をご覧ください。

Search Ads 360 API では、より詳細なセグメント化されたデータをリクエストしない限り、集計データのみが返されます。たとえば、キーワード レポートの [クリック数] 列には、指定した期間内のキーワードの合計クリック数が表示されます。

keywordText keywordLandingPage clicks
ウィジェット http://www.example.com 6000

四半期ごとに分類したキーワード レポートをリクエストすると、キーワードごとに四半期ごとに 1 行が表示され、[クリック数] 列には四半期の合計が表示されます。

keywordText keywordLandingPage quarterStart quarterEnd clicks
ウィジェット http://www.example.com 2012-01-01 2012-03-31 1000
ウィジェット http://www.example.com 2012-04-01 2012-06-30 1000
ウィジェット http://www.example.com 2012-07-01 2012-09-30 1000
ウィジェット http://www.example.com 2012-10-01 2012-12-31 3000

なお、セグメント レポートでは、セグメントのデータが利用可能な場合にのみ行が返されます。 たとえば、floodlightActivity 列を含むキーワード レポートで、レポートの期間に指標が関連付けられていない場合、キーワードと Floodlight アクティビティのペアはレポートに表示されません。

一部のセグメントは、特定の列に対応していません

一部のセグメントでは、特定の列で無効なデータが返されることがあります。たとえば、floodlightActivity による分割が意味を持つのは、Floodlight データをレポートする列(dfaActionsdfaRevenuedfaTransactionsdfaWeightedActions など)を含めた場合に限られます。他のタイプのコンバージョン列(adWordsConversions など)や、エンジンの指標(クリック数、インプレッション数など)をレポートする列には、Floodlight からレポートされるデータが含まれないため、レポートを floodlightActivity で分割すると無効な値が返されます。

セグメント化されたレポートをリクエストする方法

セグメント化されたレポートをリクエストするには、レポートのタイプのリファレンスに、segment の動作をリストした列を追加します。

次の非同期リクエストは、四半期別に分割されたキーワード レポートに関するものです。各行のクリック数の列には、その四半期の合計クリック数が表示されます。

{
  "reportScope": {
    "agencyId": "20700000000000123", // Replace with your IDs
    "advertiserId": "2170000012345" // Replace with your IDs
  },
  "reportType": "keyword",

  "columns": [
     { "columnName": "campaignId" },
     { "columnName": "keywordText" },
     { "columnName": "keywordLandingPage" },

     { "columnName": "quarterStart" },
     { "columnName": "quarterEnd" },
     { "columnName": "clicks" },
  ]
  "timeRange" : {
    "startDate" : "2012-01-01",
    "endDate" : "2012-12-31"
  },
  "downloadFormat": "csv",
  "maxRowsPerFile": 5000000,
  "statisticsCurrency": "agency",
  "verifySingleTimeZone": false,
  "includeRemovedEntities": false
}
  
: 日付に注意してください。四半期レポートをリクエストする場合は、レポートの timeRange に四半期全体を含めるようにしてください。そうしないと、部分的な結果しか得られず、クリック数や収益などが大幅に減少したとユーザーが感じてしまう可能性があります。

複数のセグメントのリクエスト

1 つのリクエストに複数のセグメント列を含めることができます。次の点に注意してください。

  • 週、月、四半期でセグメント化する場合は、開始列と終了列の両方をリクエストに含めることをおすすめします。たとえば、四半期レポートでは quarterStart 列と quarterEnd 列の両方を含めます。これらの列の両方を含めると、期間の開始日と終了日が出力されるため、各期間のデータが含まれていることを確認できます。

  • 同じリクエストに、さまざまな種類の時間関連セグメントを含めることはできません。 たとえば、同じリクエストで四半期と月で分割することはできません。

  • 行数は、セグメントが追加されるたびに指数関数的に増加する可能性があります。