コンテンツ ドリブン ウェブアプリのデータ ストレージ オプション

コンテンツドリブンのウェブ アプリケーションのニーズに応じて、データ ストレージ技術を組み合わせることができます。さまざまなデータ ストレージのニーズを満たす一般的なアプローチは、構造化データには SQL を使用し、メディア ファイルにはクラウド ストレージを使用することです。

データ ストレージのオプションと効果的なモダリティには、次のものがあります。

ストレージ オプション
SQL	構造化クエリ言語（SQL）ストレージでは、リレーショナル データベース管理サービス（RDBMS）を使用して、メタデータやリレーショナル データなどの構造化データを保存します。データの整合性、強力なトランザクション サポート、複雑なクエリ機能を必要とするウェブ アプリケーションに適しています。
NoSQL データベース	NoSQL データベースは、柔軟なデータスキームを持つコンテンツ ドリブンのウェブ アプリケーションなど、半構造化データまたは非構造化データに適しています。MongoDB、Cassandra、Couchbase などがあります。大量のデータを処理でき、スケーラビリティと高可用性を実現します。
Key-Value ストレージ	Key-Value ストレージは、NoSQL データベースまたはデータ ストレージ モデルの一種で、データを Key-Value ペアとして整理および取得します。データは、対応する値に関連付けられたキーのコレクションとして保存されます。このオプションを使用すると、大量のデータの処理がシンプルになり、高いパフォーマンスと効率性が得られます。
CMS	コンテンツ管理システム（CMS）プラットフォームには、コンテンツの保存、整理、取得といった機能が組み込まれています。たとえば、WordPress、Drupal、Joomla などです。
検索エンジン	検索機能を使用して、大量のテキスト コンテンツをインデックスに登録して検索し、検索のパフォーマンスを向上させることができます。Elasticsearch や Solr などがあります。
Cloud Storage	Google Cloud Storage などのクラウドベースのストレージ ソリューションは、動画、ドキュメント、画像などのサイズの大きいファイルに最適です。Cloud Storage はスケーラビリティ、耐久性、コンテンツ配信機能を備えているため、コンテンツ ドリブンのウェブ アプリケーションに適しています。
イベント ストリーム/イベントログ ストレージ	イベント ストリームまたはイベントログのストレージは、ウェブ アプリケーション内の信頼できる主な情報源として、イベントまたは状態変化のキャプチャと保存に重点を置いています。イベント ストリーム ストレージでは、時間の経過とともに発生したすべてのアクションまたはイベントが時系列で記録されます。このオプションは、過去のデータの使用、監査、過去の状態の再構築が必要な場合に便利です。
P2P	ピアツーピア ストレージは、ネットワークに接続された複数のピアノードにデータを分散することで、データを分散させます。各ピアノードが保存容量を共有するため、中央のサーバーやデータセンターに依存せずにデータを取得できます。