Google ドキュメント API の概要

Google Docs API を使用すると、Google ドキュメントでドキュメントを作成、変更できます。

アプリケーションは Docs API と統合して、ユーザーとシステムの両方から提供されたデータから洗練されたドキュメントを作成できます。Docs API を使用すると、次のことができます。

  • 処理の自動化
  • ドキュメントを一括で作成する
  • ドキュメントの書式を設定する
  • 請求書または契約書を生成する
  • オブジェクトの特定の属性を取得する

Docs API で使用される一般的な用語を以下に示します。

ドキュメント ID

ドキュメントの一意の識別子。ドキュメントを参照する文字、数字、一部の特殊文字を含む特定の文字列で、ドキュメントの URL から導出できます。ドキュメント ID は、ドキュメント名が変更されても安定しています。ID を検索する方法について詳しくは、ドキュメント ID をご覧ください。

https://docs.google.com/document/d/DOCUMENT_ID/edit
要素

ドキュメントを構成する構造。ドキュメントのトップレベル要素には、BodyDocumentStyleList があります。

Google Workspace ドキュメント

Google ドキュメントなどの Google Workspace アプリケーションが作成するファイル。ドキュメントの MIME タイプの形式は application/vnd.google-apps.document です。MIME タイプのリストについては、 Google Workspace と Google ドライブでサポートされている MIME タイプをご覧ください。

Index

コンテンツ本文内のほとんどの要素には、startIndex プロパティと endIndex プロパティがあります。これらは、要素の開始と終了のオフセットを、囲んでいる セグメントの開始に対する相対値で示します。

インライン画像

ドキュメント内のテキストのフローに表示される画像。添付ファイルではありません。

名前付き範囲

連続したテキストの範囲。NamedRange は、同じ namedRangeId を持つ範囲のコレクションです。名前付き範囲を使用すると、ドキュメントの一部を任意のユーザー定義ラベルに関連付けることができます。これにより、後でその内容をプログラムで読み取ったり編集したりできます。ドキュメントには同じ名前の複数の名前付き範囲を含めることができますが、すべての名前付き範囲には一意の ID があります。

セグメント

構造要素またはコンテンツ要素を含む BodyHeaderFooter、または Footnoteセグメント内の要素のインデックスは、そのセグメントの先頭を基準としています。

候補

ドキュメントの元のテキストを変更せずに、変更を提案することができます。提案内容をオーナーが承認すると、元のテキストが置き換えられます。