このドキュメントでは、Unity 向け Google アナリティクス プラグインの使用に関する重要な 概念を説明します。
始める前に
始める前に、以下の項目が完了していることを確認してください。
- ゲームからデータを送信する Google アナリティクスのプロパティとビュー(プロファイル)をそれぞれ 1 つ以上用意しておく必要があります。
- e コマース トランザクションをトラッキングする場合は、レポートで e コマースを有効にします。
- Unity 向け Google アナリティクス プラグイン リポジトリから googleanalyticsv3.unitypackage をダウンロードし、Unity プロジェクトにインポートします(ファイルをダブルクリックするとインポートできます)。
セットアップと設定
プラットフォームを選択して、構成の詳細を確認してください。
- プロジェクトの <プロジェクト ルート>/Assets/Plugins/Android/ ディレクトリに AndroidManifest.xml というファイルがまだない場合は、Android 用のプロジェクトをビルドし、Temp/StagingArea/ ディレクトリ(ビルド先として選択したディレクトリの下)から AndroidManifest.xml をコピーします。コピーしたコードを <プロジェクト ルート>/Assets/Plugins/Android/ に貼り付けます。
- <YOUR PROJECT ROOT> /Assets/Plugins/Android/ の AndroidManifest.xml の
<application>
タグの上に、次の権限を追加します。<uses-permission android:name="android.permission.INTERNET"/> <uses-permission android:name="android.permission.ACCESS_NETWORK_STATE"/>
- キャンペーン トラッキングを有効にする場合は、次のようにサービスを追加します。
<service android:name="com.google.analytics.tracking.android.CampaignTrackingService" /> <receiver android:name="com.google.analytics.tracking.android.CampaignTrackingReceiver" android:exported="true" > <intent-filter> <action android:name="com.android.vending.INSTALL_REFERRER" /> </intent-filter> </receiver>
-
Xcode プロジェクトに次のライブラリを追加します。
- AdSupport.framework
- CoreData.framework
- SystemConfiguration.framework
- libz.dylib
- libsqlite3.dylib
- iOS 向けのビルド時にライブラリが自動的に追加されるようにするには、iOS Extras ディレクトリから PostProcessBuildPlayer_GA ファイルをコピーして、<プロジェクト ルート>/Assets/Editor ディレクトリに配置します。
- mod_pbxproj.py スクリプトをダウンロードして、Editor ディレクトリにコピーします。これで、ビルド中にライブラリが自動的に追加されるようになります。
GAv3 プレハブを設定する
GAv3 プレハブを設定する手順は次のとおりです。
- プロジェクト ビューの Assets/Plugins/GoogleAnalyticsV3 にある
GAv3.prefab
プレハブ オブジェクトをクリックします。 - [Inspector] ビューに、プレハブにアタッチされたスクリプト コンポーネントと、いくつかのプロパティが表示されます。
これらのプロパティには、プロジェクトの正しい値を設定します。これによりオブジェクトにデータが入力され、プロジェクトのあらゆる場所で使用できるようになります。次に例を示します。
Android Property ID: UA-XXXXXXX-1
iOS Property ID: UA-XXXXXXX-2
Other Property ID: UA-XXXXXXX-3
App Name: MyGame
Bundle ID: com.example.games
App Version: 1.0
Dispatch Period: 5
Sample Frequency: 100
Debug Mode: VERBOSE
Anonymize IP: false
Dry Run: false
- 設定済みの GAv3 を Project ビュー up into the Object Hierarchy.
オブジェクトをトラッキングする
GAv3 プレハブを設定すると、Google アナリティクスを使用してオブジェクトをトラッキングできるようになります。手順は次のとおりです。
- トラッキングする GameObject(Player オブジェクトなど)を特定し、 [Object Hierarchy] ビューでクリックします。トラッキングするオブジェクトにスクリプトをまだ添付していない場合は、[Inspector] ビューの [Add Component] ボタンを使用して新しいスクリプトを作成します。
- クラス内に、GoogleAnalyticsV3 オブジェクトを保持するパブリック変数を作成します。例:
public GoogleAnalyticsV3 googleAnalytics;
- スクリプトを保存し、Unity ウィンドウに戻ります。
- トラッキングする GameObject の [Inspector] ビューに、 作成したスクリプトと Google Analytics(または選択した変数名)という名前のフィールドが 表示されます。GAv3 オブジェクトを [Object Hierarchy] ビューからフィールドにドラッグします。
- これで、GameObject のトラッキングを開始する準備が整いました。 同じプレハブを使用してトラッキングする他のオブジェクトについて、このプロセスを繰り返します。
次のステップ
- Google アナリティクスに送信できるヒットの種類については、API リファレンスをご覧ください。
- Google アナリティクスを使用してユーザーの操作を測定したり、ゲームの利用状況を確認したりする方法については、モバイルアプリ実装ガイドをご覧ください。