Actions Console では、言語、ロケール、地域ごとにアクションのリリース設定をカスタマイズできます。これには、アクションが利用可能な地域、ローカライズされたアクションの説明、TTS 音声のカスタマイズなどが含まれます。
言語とロケール固有のディレクトリ情報
言語レベルまたはロケールレベルで、さまざまなアシスタント ディレクトリ情報を指定できます。
- 言語の粒度: アクションの情報は、その言語のすべてのロケールに適用されます。
- ロケールの粒度: ロケールごとに固有のアクション情報があります。この情報は、ユーザーの言語 / 地域に応じて、アシスタント ディレクトリに適宜表示されます。
詳しくは、言語とロケールをご覧ください。
他の言語に関する詳細を追加する
アクションに他の言語のサポートを追加した場合は、プロジェクト内の各言語のメタデータを追加できます。
- [デプロイ] > [ディレクトリ情報] の順に移動します。
情報ページの左上にあるタブから言語を選択します。
選択した言語のディレクトリ情報を入力します。
[保存] をクリックします。
翻訳のためにメタデータをエクスポートする
翻訳者にコンソールへのアクセス権を付与せずに、さまざまな言語 / 地域のプロジェクトのメタデータを翻訳する必要がある場合は、プロジェクトのメタデータをリソース文字列としてエクスポートできます。その後、これらの文字列を外部で翻訳し、プロジェクトにインポートし直すことができます。
翻訳用にプロジェクトのメタデータをエクスポートするには、次の操作を行います。
- 上部のメニューで [デプロイ] をクリックします。
- 左側のメニューで [ディレクトリ情報] をクリックします。
言語セレクタの右側にあるその他アイコン more_vert アイコンをクリックし、[翻訳用にエクスポート] をクリックして ZIP ファイルをダウンロードします。
ZIP ファイルには、各ロケールの XLF ファイルが含まれます。各ファイルには、このアクションの説明の各フィールドに対応する
<source>
と<target>
の翻訳が含まれています。<trans-unit id="tu3" resname="shortDescription"> <source xml:lang="en">short description</source> <target xml:lang="it">short description</target> <note>The default short description for the Action (if there is not a translation available). This is limited to 80 characters.</note> </trans-unit>
<target>
の文字列を、そのファイルのロケールに翻訳された文字列に置き換えます。<trans-unit id="tu3" resname="shortDescription"> <source xml:lang="en">short description</source> <target xml:lang="it">Breve descrizione</target> <note>The default short description for the Action (if there is not a translation available). This is limited to 80 characters.</note> </trans-unit>
変換したすべての XLF ファイルを含むフォルダを再圧縮します。
[Directory information] に戻ります。
言語セレクタの右側にある ⋮ をクリックします。
[翻訳をインポート] をクリックして、アーカイブをアップロードします。
ターゲット地域
Actions Console では、[地域ターゲティング] 設定で、利用できる地域を制御できます。この設定には、アクションがサポートする地域を指定します。デバイスのリージョンは、ロケールではなくデバイスの物理的な場所によって決まります。現時点では、地域は国レベルで設定されています。
ターゲット地域の設定は、特定の国でしか購入できないアクションや、ユーザーの現在地が特定の国内でなければ使用できないアクションに対して使用すると便利です。
ただし、アクションはできるだけ多くの地域で利用できるようにする必要があります。たとえば、米国の歴史を学べるアクションを作成する場合、すべての地域で利用状況と露出を増やすために、アクションをすべての地域で利用できるようにする必要があります。
ターゲット地域を設定するには:
- Actions Console で、プロジェクトの [Overview] セクションに移動します。
- [Deploy](デプロイ) > [Location targeting] に移動します。
- アクションがサポートする地域を指定します。デフォルトでは、すべてのリージョンがサポートされています。
TTS 音声のカスタマイズ
デフォルトでは、ユーザーのアシスタント ロケール設定に関連付けられている TTS 音声がアクションに使用されます。この設定は通常、デバイスのロケール設定と同じですが、ユーザーがデバイスでアシスタントのロケールを明示的に変更した場合は、異なることがあります。
必要に応じて、アシスタントのロケール設定に関係なく、アクションに特定の TTS 音声を強制的に設定できます。たとえば、アクションのペルソナがアメリカまたはイギリスの英語のアクセントを持つ必要があるとします。
アクションに特定の TTS 音声を設定するには:
- Actions Console に移動して、プロジェクトをクリックします。[概要] ページが表示されます。
- [設定] > [アクションの呼び出し方法] に移動します。または、[開発] > [呼び出し] > [設定] に移動します。
- [Google アシスタントの音声] フィールドでは、デフォルトで [ユーザーの言語設定と一致] が選択されています。
- デフォルト設定をオーバーライドするには、[Match user's language settings] チェックボックスをオフにし、プルダウン メニューから目的の TTS 音声を選択します。
アクションのリリースを準備するの手順に沿って、アクションを審査のために提出できるようになりました。