ラベルを作成して公開

このページでは、ラベルを作成して公開する方法について説明します。

ラベルを作成する

ラベルを作成するには、labels コレクションで create メソッドを使用します。ラベルには、必要に応じて 1 つ以上の Fields を含めることができます。

また、以下も指定する必要があります。

  • LabelType

  • property メソッドを介したラベル title

  • useAdminAccess は、ユーザーの管理者認証情報を使用する場合は true です。サーバーは、アクセスを許可する前に、ユーザーが「ラベルの管理」権限を持つ管理者であることを確認します。

この例では、指定したタイトルと 1 つの SelectionOptions Field(2 つの Choices を含む)を持つ標準の管理ラベルを作成します。

PythonNode.js
label_body = {
'label_type': 'ADMIN',
'properties': {
    'title': 'TITLE'
},
'fields': [{
    'properties': {
        'display_name': 'DISPLAY_NAME'
    },
    'selection_options': {
        'list_options': {},
        'choices': [{
            'properties': {
                'display_name': 'CHOICE_1'
            }
        }, {
            'properties': {
                'display_name': 'CHOICE_2'
            }
        }]
    }
}]
}
response = service.labels().create(
    body=label_body, useAdminAccess=True).execute()
var label = {
'label_type': 'ADMIN',
'properties': {
    'title': 'TITLE'
},
'fields': [{
    'properties': {
    'display_name': 'DISPLAY_NAME'
    },
    'selection_options': {
    'list_options': {},
    'choices': [{
        'properties': {
        'display_name': 'CHOICE_1'
        }
    }, {
        'properties': {
        'display_name': 'CHOICE_2'
        }
    }]
    }
}]
};

service.labels.create({
  'resource': label,
  'use_admin_access': true
}, (err, res) => {
if (err) return console.error('The API returned an error: ' + err);
  console.log(res);
});

ラベルは UNPUBLISHED_DRAFT State に作成されます。ファイルで使用し、ユーザーに表示するには、PUBLISHED にする必要があります。詳細については、ラベルのライフサイクルをご覧ください。

ラベルの上限

ラベルの作成と適用には、次の上限が適用されます。

  • 標準ラベル - 150
  • ラベルあたりのフィールド数 - 10
  • ファイルあたりのユーザーが適用したラベル - 5

ラベルの項目を操作する

Field Type ユーザーができること 形式に関する考慮事項と制限
SelectionOptions リストからオプションを選択する(複数可) サポートされるオプションの最大数は 200 個です
ファイルの最大選択数は、ListOptions で構成されている 10 個です
IntegerOptions 数値を入力する 整数のみ入力できます
DateOptions カレンダーの日付を選択する (省略可)Date format は、[長い形式: YYYY 年 MM 月 DD 日] または [短い形式: MM/DD/YY] に設定できます。
TextOptions テキスト ボックスにテキストを入力する 入力できる最大文字数は 100 文字です
UserOptions Google Workspace の連絡先から 1 人以上のユーザーを選択します。 ファイルのユーザー エントリの最大数は、ListOptions で構成されているように 10 です。

ラベルを公開する

Labels API を使用すると、ドラフトラベルの作成が完了したら公開できます。

ラベルを公開するには、publish メソッドを使用して、次のことを指定します。

  • すべてのラベルを表すラベルリソース。リソース NameID が含まれます。これは、ラベルのグローバルに一意の識別子です。

  • useAdminAccess は、ユーザーの管理者認証情報を使用する場合は true です。サーバーは、アクセスを許可する前に、ユーザーが「ラベルの管理」権限を持つ管理者であることを確認します。

この例では、ID を使用して正しいラベルを識別して公開します。

PythonNode.js
service.labels().publish(
name='labels/ID',
body={
  'use_admin_access': True
}).execute()
service.labels.publish({
  'resource': {
    'use_admin_access': true
},
'name': 'labels/ID'
}, (err, res) => {
  if (err) return console.error('The API returned an error: ' + err);
  console.log(res);
});

ラベルが公開されると、ラベルは PUBLISHED State に移動し、ラベルのリビジョン ID が増分されます。ラベルはユーザーに表示され、ファイルに適用できるようになります。詳細については、ラベルのライフサイクルをご覧ください。

ラベルを公開する際の制約

  • ラベルを公開すると、元の下書き状態に戻すことはできません。詳細については、ラベルのライフサイクルをご覧ください。

  • ラベルを公開すると、新しく公開されたリビジョンが作成されます。以前の下書きのすべてのリビジョンは削除されます。以前に公開されたリビジョンは保持されますが、必要に応じて自動的に削除される場合があります。

  • 公開後は、一部の変更ができなくなります。通常、これは、ラベルに関連する既存のメタデータを無効にする変更や、新しい制限をトリガーする変更は拒否されることを意味します。たとえば、ラベルを公開した後に、ラベルに対して次の変更を行うことはできません。

    • ラベルは直接削除されます。(まず無効にしてから削除する必要があります)。
    • Field.FieldType が変更されています。
    • フィールド検証オプションの更新により、以前は許可されていたものが拒否されるようになりました。
    • 最大エントリ数の削減。