ユーザーのログインや登録を容易にするために、複数の ID プロバイダと通信して、利用可能な認証情報を確認できます。次の ID プロバイダを呼び出すために、プロンプトの UI ステータスを確認することもできます。
さまざまなタイミングでプロンプト UI のステータスについて通知を受け取るには、コールバック関数名を data-moment_callback
属性に設定するか、関数を prompt()
メソッド(JavaScript API を使用する場合)に設定します。
通知は次のタイミングで送信されます。
表示モメント:
prompt()
メソッドが呼び出された後に発生します。この通知には、UI が表示されるかどうかを示すブール値が含まれます。スキップされた瞬間: 自動キャンセルまたは手動キャンセルによってワンタップ プロンプトが閉じられた場合、または Google が認証情報を発行できなかった場合(選択したセッションで Google からログアウトした場合など)に発生します。
この場合は、次の ID プロバイダ(存在する場合)に進むことをおすすめします。
閉じた瞬間: Google が認証情報を正常に取得した場合や、ユーザーが認証情報取得フローの停止を求めた場合に発生します。たとえば、ユーザーがログイン ダイアログにユーザー名とパスワードの入力を開始したときに、
google.accounts.id.cancel()
メソッドを呼び出してワンタップ プロンプトを閉じ、閉じたモーメントをトリガーできます。
次のコード例は、スキップされた瞬間を実装しています。
<script>
function continueWithNextIdp(notification) {
if (notification.isNotDisplayed() || notification.isSkippedMoment()) {
// try Next provider if One Tap is not displayed or skipped
}
}
</script>
...
<div id="g_id_onload"
data-client_id="YOUR_GOOGLE_CLIENT_ID"
data-login_uri="https://your.domain/your_login_endpoint"
data-moment_callback="continueWithNextIdp"
</div>