Google Maps Platform のリリース ステージ

このトピックでは、Google Maps Platform のプロダクトと機能がたどるライフサイクル ステージについて説明します。ライフサイクル ステージには、プロダクトと機能が正式にリリースされるまでのステージ(試験運用版、プレビュー版、一般提供(GA))、サポートが終了するまでのステージ(非推奨、廃止)などがあります。ドキュメントでは、GA 以外のステージにある機能には、現在のステージを示すアイコンや注などが記載されます。

試験運用版

試験運用版では、プロトタイプについてお客様からフィードバックを得ることに重点が置かれます。本番環境での使用を意図したものではなく、SLA、サポート、非推奨ポリシーの対象にはなりません。また、下位互換性のない変更が行われる可能性もあります。試験運用版リリースは、一般にテスト環境のみでの使用に適しています。このステージは通常 12 か月以内に終了しますが、実際の期間はプロダクトと機能によって異なります。

試験運用版は、pre-GA のサービスです。試験運用版の利用規約は Google Maps Platform サービス固有の規約の一般提供前サービスで規定されています。

プレビュー版

プレビューは、一般提供版としてプロダクトや機能を本番環境に投入する前に、お客様にテストしていただくステージです。プレビュー版の提供については、多くの場合一般に告知されますが、必ずしもすべての機能が実装されているわけではありません。また、プレビュー版は SLA や技術サポートの対象ではありません。Google による別段の記載がない限り、プレビュー版はテスト環境のみでの使用を想定しています。プレビュー版の機能には以下の規約が適用され、通常 12 か月以内に一般提供されます。ただし、実際の期間は機能によって異なります。

プレビュー版は、pre-GA のサービスです。プレビュー版の利用規約は、Google Maps Platform サービス固有の規約の一般提供前サービスで規定されています。

一般提供(GA)

一般提供(GA)のプロダクトと機能は、「本番環境で使用できる状態」ですが、必ずしもすべてのユーザーに提供されるわけではありません。一部の GA リリースは、限られたお客様にのみ公開されます。GA リリースには、Google Maps Platform 利用規約が適用されます。これには、Google Maps Platform SLAGoogle Maps Platform 技術サポート サービス ガイドライン(該当する場合)も含まれます。通常の場合、Google は API、SDK、および Google Cloud コンソールを通じて GA のプロダクトや機能をサポートします。ただし、まれな状況として、特定のプロダクトまたは機能との関係で、前述の 1 つ以上のサポートを提供することが合理性を欠く場合は除きます。

早期アクセス版、アルファ版、ベータ版

クライアント SDK や Maps JavaScript API など、一部のプロダクトやアーティファクトでは、業界標準の安定性レベル(「アルファ」や「ベータ」チャンネルなど)で pre-GA リリースが提供されます。例として、Maps JavaScript API のバージョニングのトピックをご覧ください。また、Android および iOS 向けの Google Maps Platform SDK では、「beta」などの業界標準の安定性レベルを含むバージョン番号(例: v3.1.0-beta)が使用される場合があります。

「試験運用版」や「プレビュー版」といったリリース ステージが導入される前にリリースされたプロダクトや機能に対しては、従来の名称(「早期アクセス版」、「アルファ版」、「ベータ版」など)がそのまま使用されている場合があります。それぞれのリリースが終了するまでは、従来の用語が使用されます。一般に、早期アクセス版とアルファ版が現在の試験運用版にあたり、ベータ版がプレビュー版にあたります。早期アクセス版、アルファ版、ベータ版の使用には、Google Maps Platform サービス固有の規約で定義されている利用規約が適用されます。

その他のライフサイクル ステージ

レガシー

レガシーは、一般提供サービスと非推奨サービスの間の移行を容易にする中間ライフサイクル ステップです。

  • レガシーとマークされたサービスは、新しい Cloud プロジェクトでは使用できません。
  • レガシーとマークされたサービスは、正式に機能が凍結されます。新機能のリクエストは、更新されたレガシー以外のサービスでのみ検討されます。
  • 従来とマークされたサービスは、引き続き完全なサポートが提供されます。
  • すでにレガシー サービスを使用している既存のプロジェクトは、引き続き使用できます。レガシーとマークされたサービスは、必要な通知とともに非推奨に移行されます。

非推奨

非推奨とは、対象のプロダクト、機能、バージョンの使用が推奨されなくなったことを示します。詳しくは、Google Maps Platform 利用規約の「非推奨ポリシー」の項をご覧ください。Google マップ コアサービスの機能とプロダクトには、非推奨ポリシーが適用されます(機能とプロダクトの一覧は https://cloud.google.com/maps-platform/terms/maps-deprecation でご確認ください)。

非推奨のプロダクトと機能の一覧については、Google Maps Platform の非推奨のトピックをご覧ください。

廃止

廃止とは、対象のプロダクトや機能が利用できなくなったことを示します。廃止されたソフトウェアを呼び出すと、予期しない動作や無効なレスポンスが発生する可能性があります。

廃止されたサービスはドキュメントから削除されます。廃止されたサービスの一覧については、Google Maps Platform の廃止のトピックをご覧ください。