新しいコンバージョンを追加

Conversion.insert() メソッドを呼び出して、1 つ以上のコンバージョンを追加します。コンバージョンを正しく割り当てるには、広告主がオフライン コンバージョンのレポートに使用している Floodlight アクティビティの名前と、コンバージョンにつながったキーワード、広告、クリックの ID をリクエストで指定する必要があります。検索広告 360 ID の取得方法については、検索広告 360 ID とコンバージョンをご覧ください。

過去のコンバージョンのアップロードに関する制限については、検索広告 360 ヘルプセンターをご覧ください。

Conversion.insert() リクエストで複数のコンバージョンが指定されている場合、検索広告 360 は、バッチ全体をオール オア ナッシング トランザクションとしてアップロードするのではなく、ベスト エフォートを基本として各コンバージョンのアップロードを試みます。バッチ内のコンバージョンの一部をアップロードできなくても、それ以外のコンバージョンは正常にアップロードできる場合があります。コンバージョンのアップロードは、無効なリクエスト、一時的なネットワーク障害、システム障害が原因で失敗することがあります。そのため、アップロードが成功したことを確認するために、挿入されたすべてのコンバージョンについてレスポンスを読み取ることをおすすめします。

アップロードしたデータを使用できるようになるまで、どのくらいかかりますか？

コンバージョンについて今日または昨日の conversionTimestamp を指定した場合、そのコンバージョンの指標は、アップロードから 1 時間以内に Search Ads 360 の管理画面に表示されます。昨日よりも古い conversionTimestamp を指定した場合、指標は数時間以内に更新されます。

コンバージョンのすべてのタイムスタンプを エポック時間（Unix 時間とも呼ばれます）に変換します。

API から Floodlight アクティビティを作成できますか？

オフライン コンバージョンをトラッキングする Floodlight アクティビティがまだ作成されていない場合は、 キャンペーン マネージャー API を使用して作成することができます。API を使用して、Floodlight アクティビティが主にオフライン コンバージョンに使用されることを指定することはできません。これは、入札戦略でコンバージョンのデータを使用する場合のベスト プラクティスです。

API を使用して Floodlight アクティビティを作成した後、検索広告 360 のユーザーが検索広告 360 にログインし、アクティビティの設定を変更して、コンバージョンの主なソースがオフライン アクティビティであることを示すことをおすすめします。

コンバージョンを追加する際のベスト プラクティス

コンバージョンを追加する際は、次のベスト プラクティスをおすすめします。

1. 検索広告 360 のユーザーに、検索広告 360 にログインして、オフライン コンバージョンのレポート作成に使用する各 Floodlight アクティビティの設定を変更するよう依頼します。コンバージョンの主なソースがオフライン アクティビティであることを示す設定にする必要があります。手順については、検索広告 360 ヘルプセンターをご覧ください。

2. コンバージョンが利用可能になったらすぐにアップロードします。 コンバージョンを特定の訪問に結び付ける場合は、訪問の後、少なくとも 6 時間経ってからコンバージョンをアップロードするようにしてください。訪問後 6 時間以内にアップロードした場合、訪問のクリック ID が認識されないことがあります。まれに、検索広告 360 でクリック ID が認識されるまでに最大 24 時間かかることがあります。

   必ず、各アップロードに最新のコンバージョンを含めるようにしてください。1 回のアップロード リクエスト内では、エントリが時系列順でなくても問題ありません。ただし、古いコンバージョンを後から別のリクエストでアップロードした場合、入札戦略がそれを認識できないことがあります。

挿入リクエストを送信する

Conversion.insert() リクエストを送信して、次のいずれかの操作を行うことができます。

• コンバージョンを特定の訪問に結び付ける
• コンバージョンをキーワードのみに結び付ける

Conversion.insert() リクエストで必須となるフィールドは、コンバージョンを関連付けるイベントまたはアイテムによって異なります。以下のセクションでは、コンバージョンを割り当てることができる各イベントまたはアイテムの必須フィールドと省略可能なフィールドを一覧表示します。

コンバージョンを特定の訪問に結び付ける

ユーザーが 1 つ以上の広告をクリックして広告主様のサイトにアクセスすると、検索広告 360 は、広告主様のサイトでのユーザー セッションを訪問とみなします。コンバージョンを訪問に帰属させるには、Conversion.insert() リクエストで次の情報を指定します。

必須項目

• clickId: 訪問の大文字と小文字が区別されるクリック ID。広告主のウェブログでクリック ID またはリスト コンバージョンを探し、別のコンバージョンのクリック ID を使用します。検索広告 360 では、訪問の発生に関与したキーワード、広告、その他の検索広告 360 オブジェクトにコンバージョンが割り当てられます。
  検索広告 360 がクリック ID を生成してから、コンバージョンをアップロードするまで、少なくとも 6 時間待機します。「クリック ID が見つかりません」というエラーが表示された場合は、24 時間待ってから、コンバージョンをもう一度アップロードしてください。すべてのコンバージョンは、クリック ID の生成から 90 日以内にアップロードする必要があります。そうしないと、Search Ads 360 API で訪問が認識されない可能性があります。
• conversionId: オフライン コンバージョンの場合、広告主様がこの ID を提供します。広告主は、意味のある任意の ID を指定できます。リクエスト内の各コンバージョンには一意の ID を指定する必要があります。また、ID とタイムスタンプの組み合わせは、広告主内のすべてのコンバージョン間で一意である必要があります。オンライン コンバージョンの場合、検索広告 360 は、広告主の Floodlight 処理に応じて、dsConversionId または floodlightOrderId をこのプロパティにコピーします。
• conversionTimestamp: コンバージョンが発生した日時を示します。たとえば、2016 年 8 月 5 日（金）午前 11 時 53 分 22 秒（東部夏時間（GMT -4:00））にコンバージョンが発生した場合、エポック ミリ秒単位でタイムスタンプ（1470412402000）を指定します。
• segmentationType: コンバージョンをアップロードするコンバージョン システムのタイプを指定します。現時点では Floodlight コンバージョンのみがサポートされているため、このフィールドでは常に FLOODLIGHT を指定する必要があります。
• segmentationName: 広告主がコンバージョンをレポートするために使用している Floodlight アクティビティの名前。

  広告主に同じ名前のアクティビティが含まれている場合（アクティビティが異なる Floodlight グループに属している場合に発生することがあります）、アクティビティのいずれかの名前を変更することをおすすめします。

  または、検索広告 360 が Floodlight アクティビティに割り当てた ID がわかっている場合は、segmentationName フィールドで名前を指定する代わりに、segmentationId で ID を指定できます。（キャンペーン マネージャーでも Floodlight アクティビティに ID が割り当てられますが、キャンペーン マネージャーの ID は検索広告 360 の ID とは異なり、コンバージョンのアトリビューションに使用することはできません）。Floodlight アクティビティの検索広告 360 ID を確認するには、コンバージョン レポートをダウンロードします（検索広告 360 の UI から、またはレポート API から）。レポートの期間中に Floodlight アクティビティに少なくとも 1 件のコンバージョンが関連付けられている場合は、レポートに検索広告 360 ID が表示されます。

• type: コンバージョンのタイプ（ACTION または TRANSACTION）。ACTION コンバージョンには金銭的価値はありませんが、TRANSACTION コンバージョンにはあります。たとえば、メールリストへの登録（ACTION）と e コマースでの購入（TRANSACTION）があります。

  TRANSACTION を指定する場合は、次のフィールドも指定する必要があります。

  • revenueMicros: コンバージョンの金額。

省略可能項目

• quantityMillis: このコンバージョン内のアイテム数。たとえば、メール ニュースレターに登録したユーザー数や、販売されたアイテムの合計数などです。ACTION コンバージョンでこのフィールドを指定しない場合、検索広告 360 は自動的に 1000 の値を挿入します。
• currencyCode: トランザクションの収益の通貨。デフォルトでは、収益は広告主の通貨で表示されます。別の通貨を指定すると、指定した収益額が広告主の通貨に換算されます。詳細
  通貨を指定するには、ISO 4217 英字（3 文字）形式を使用します。
  トランザクション コンバージョンにのみ適用されます。
• customMetric と customDimension: 購入した商品の配送先国、商品 ID、通話時間など、コンバージョンに関する追加データをアップロードします。詳しくは、カスタム Floodlight 変数のデータをアップロードするをご覧ください。
• deviceType: コンバージョンが発生したデバイスのタイプを指定します。このフィールドで使用できる値の一覧については、値の一覧をご覧ください。

JSON

POST  https://www.googleapis.com/doubleclicksearch/v2/conversion
Authorization: Bearer your OAuth 2.0 access token
Content-type: application/json
{
 "kind": "doubleclicksearch#conversionList",
  "conversion" : [{
    "clickId" : "COiYmPDTv7kCFcP0KgodOzQAAA", // Replace with a click ID from your site
    "conversionId" : "test_20130906_04",
    "conversionTimestamp" : "1378710000000",
    "segmentationType" : "FLOODLIGHT",
    "segmentationName" : "Test",
    "type": "TRANSACTION",
    "revenueMicros": "10000000", // 10 million revenueMicros is equivalent to $10 of revenue
    "currencyCode": "USD"
  }]
}
          

検索広告 360 ユーティリティ スクリプトを使用してこのリクエストを送信する

未加工の JSON POST リクエストを送信するには、次のように sa360Api.py スクリプトを使用します。

1. JSON オブジェクトの例（2 つの中かっこで囲まれたすべての内容）をコピーして、request.txt という名前の新しいテキスト ファイルに貼り付けます。
2. JSON コード内の代理店 ID をご自身の代理店 ID に変更します。
3. // The date column segments the report by individual days. などのコメントを削除します
4. OAuth 2.0 認証情報を、次のようにカンマ区切りの単一の文字列にまとめます。
   client-ID,client-secret,refresh-token
   （これは、認証を設定するで説明されているように、sa360Api.py --login を実行したときに sa360Api.py が出力する文字列と同じです）。
5. 次のように sa360Api.py を呼び出します。
   sa360Api.py --cred CREDENTIALS --server API-method --post < request.txt
   上記のコマンドで、前の手順で組み立てた文字列を CREDENTIALS に置き換えます。
   下のボックスの POST メソッドの名前を API-method に置き換えます。

   例:
   sa360Api.py --cred 123456789123.apps.googleusercontent.com,ABCDEFGHIJKLMNOPQR_abcdef,1/HIJklM01OPQR23NOP456rst890uvw --server https://www.googleapis.com/doubleclicksearch/v2/conversion --post < request.txt

Java

  /**
   * Instantiate the Doubleclicksearch service, create conversions, and upload them.
   */
  public static void main(String[] args) throws Exception {

    Doubleclicksearch service = getService(); // See Set Up Your Application.

    // Set up a List to keep track of each conversion you create.
    List<Conversion> conversions = new Vector<Conversion>();

    // Add a conversion to the List.
    addTransactionConversionForVisit(conversions, "COiYmPDTv7kCFcP0KgodOzQAAA", // Replace with a click ID from your site
        "test_" + System.currentTimeMillis(), 10000000L, 1378710000000L);

    // Upload the List and handle the response.
    uploadConversions(conversions, service);
  }


  /**
   * Create a TRANSACTION conversion and add it to a List<Conversion>. This sample hard-codes
   * the segmentation name and currency. You probably wouldn't want your production code to be so brittle.
   */
  private static List<Conversion> addTransactionConversionForVisit(List<Conversion> conversions,
      String clickId, String conversionId, Long revenue, Long timeStamp) {

    Conversion conversion = new Conversion().setClickId(clickId)
        .setConversionId(conversionId)
        .setSegmentationType("FLOODLIGHT")
        .setSegmentationName("Test")
        .setType("TRANSACTION")
        .setRevenueMicros(revenue)
        .setCurrencyCode("USD")
        .setConversionTimestamp(BigInteger.valueOf(timeStamp));

    conversions.add(conversion);
    return conversions;
  }


  /**
   * Convert the List of conversions to a DS ConversionList, send an insert request to DS,
   * and output the response to a file.
   */
  private static void uploadConversions(List<Conversion> conversions, Doubleclicksearch service)
      throws IOException {

    FileOutputStream outputStream =
        new FileOutputStream(new File("./", "InsertConversionsResponse.txt"));
    final PrintStream printStream = new PrintStream(outputStream);

    try {
      // Convert the List to a ConversionList.
      ConversionList conversionList = new ConversionList().setConversion(conversions);

      // Insert an upload request and download the response to a file.
      service.conversion().insert(conversionList).executeAndDownloadTo(printStream);
      printStream.close();
    } catch (GoogleJsonResponseException e) {
      System.err.println("Get request was rejected.");
      for (ErrorInfo error : e.getDetails().getErrors()) {
        System.err.println(error.getMessage());
      }
      System.exit(e.getStatusCode());
    }
  }
            

Python

def insert_conversion(service):
  """Create and upload a TRANSACTION conversion that is attributed to a visit.

  Args:
    service: An authorized Doubleclicksearch service. See Set Up Your Application.
  """
  request = service.conversion().insert(
      body=
      {
          'conversion': [{
              'clickId': 'COiYmPDTv7kCFcP0KgodOzQAAA', // Replace with a click ID from your site
              'conversionId': 'test_20140206_00',
              'conversionTimestamp': '1378710000000',
              'segmentationType': 'FLOODLIGHT',
              'segmentationName': 'Test',
              'type': 'TRANSACTION',
              'revenueMicros': '10000000', // 10 million revenueMicros is equivalent to $10 of revenue
              'currencyCode': 'USD'
              }]
      }
  )

  pprint.pprint(request.execute())

コンバージョンをキーワードのみに結び付ける

コンバージョンをキーワードに帰属させることを主な目的としており、広告への帰属は重要でない場合は、検索広告 360 の識別子のほとんどを省略し、キーワードの識別子と他のいくつかのフィールドのみを指定できます。

必須項目

• criterionId: これはキーワード識別子です。criterionId を取得するには、ランディング ページ URL に TrackerId マクロを追加します。キーワード ID の取得方法については、検索広告 360 の ID とコンバージョンをご覧ください。
• conversionId: オフライン コンバージョンの場合、広告主様がこの ID を提供します。広告主は、意味のある任意の ID を指定できます。リクエスト内の各コンバージョンには一意の ID を指定する必要があります。また、ID とタイムスタンプの組み合わせは、広告主内のすべてのコンバージョン間で一意である必要があります。オンライン コンバージョンの場合、検索広告 360 は、広告主の Floodlight 処理に応じて、dsConversionId または floodlightOrderId をこのプロパティにコピーします。
• conversionTimestamp: コンバージョンが発生した日時を示します。たとえば、2016 年 8 月 5 日（金）午前 11 時 53 分 22 秒（東部夏時間（GMT -4:00））にコンバージョンが発生した場合、エポック ミリ秒単位でタイムスタンプ（1470412402000）を指定します。
• segmentationType: コンバージョンをアップロードするコンバージョン システムのタイプを指定します。現時点では Floodlight コンバージョンのみがサポートされているため、このフィールドでは常に FLOODLIGHT を指定する必要があります。
• segmentationName: 広告主がコンバージョンをレポートするために使用している Floodlight アクティビティの名前。

  広告主に同じ名前のアクティビティが含まれている場合（アクティビティが異なる Floodlight グループに属している場合に発生することがあります）、アクティビティのいずれかの名前を変更することをおすすめします。

  または、検索広告 360 が Floodlight アクティビティに割り当てた ID がわかっている場合は、segmentationName フィールドで名前を指定する代わりに、segmentationId で ID を指定できます。（キャンペーン マネージャーでも Floodlight アクティビティに ID が割り当てられますが、キャンペーン マネージャーの ID は検索広告 360 の ID とは異なり、コンバージョンのアトリビューションに使用することはできません）。Floodlight アクティビティの検索広告 360 ID を確認するには、コンバージョン レポートをダウンロードします（検索広告 360 の UI から、またはレポート API から）。レポートの期間中に Floodlight アクティビティに少なくとも 1 件のコンバージョンが関連付けられている場合は、レポートに検索広告 360 ID が表示されます。

• type: コンバージョンのタイプ（ACTION または TRANSACTION）。ACTION コンバージョンには金銭的価値はありませんが、TRANSACTION コンバージョンにはあります。たとえば、メールリストへの登録（ACTION）と e コマースでの購入（TRANSACTION）があります。

  TRANSACTION を指定する場合は、次のフィールドも指定する必要があります。

  • revenueMicros: コンバージョンの金額。

省略可能項目

• quantityMillis: このコンバージョン内のアイテム数。たとえば、メール ニュースレターに登録したユーザー数や、販売されたアイテムの合計数などです。ACTION コンバージョンでこのフィールドを指定しない場合、検索広告 360 は自動的に 1000 の値を挿入します。
• currencyCode: トランザクションの収益の通貨。デフォルトでは、収益は広告主の通貨で表示されます。別の通貨を指定すると、指定した収益額が広告主の通貨に換算されます。詳細
  通貨を指定するには、ISO 4217 英字（3 文字）形式を使用します。
  トランザクション コンバージョンにのみ適用されます。
• customMetric と customDimension: 購入した商品の配送先国、商品 ID、通話時間など、コンバージョンに関する追加データをアップロードします。詳しくは、カスタム Floodlight 変数のデータをアップロードするをご覧ください。
• deviceType: コンバージョンが発生したデバイスのタイプを指定します。このフィールドで使用できる値の一覧については、値の一覧をご覧ください。

JSON

POST  https://www.googleapis.com/doubleclicksearch/v2/conversion
Authorization: Bearer your OAuth 2.0 access token
Content-type: application/json
{
 "kind": "doubleclicksearch#conversionList",
  "conversion" : [{
    "criterionId": "43700003491981017", // Replace with your ID
    "conversionId": "customerTransaction73126",
    "conversionTimestamp": "1351196386000",
    "segmentationType": "FLOODLIGHT",
    "segmentationName": "Offline Purchase",
    "type": "TRANSACTION",
    "revenueMicros": "20000000", // 20 million revenueMicros is equivalent to $20 of revenue
    "currencyCode": "USD"
  }]
}

検索広告 360 ユーティリティ スクリプトを使用してこのリクエストを送信する

未加工の JSON POST リクエストを送信するには、次のように sa360Api.py スクリプトを使用します。

1. JSON オブジェクトの例（2 つの中かっこで囲まれたすべての内容）をコピーして、request.txt という名前の新しいテキスト ファイルに貼り付けます。
2. JSON コード内の代理店 ID をご自身の代理店 ID に変更します。
3. // The date column segments the report by individual days. などのコメントを削除します
4. OAuth 2.0 認証情報を、次のようにカンマ区切りの単一の文字列にまとめます。
   client-ID,client-secret,refresh-token
   （これは、認証を設定するで説明されているように、sa360Api.py --login を実行したときに sa360Api.py が出力する文字列と同じです）。
5. 次のように sa360Api.py を呼び出します。
   sa360Api.py --cred CREDENTIALS --server API-method --post < request.txt
   上記のコマンドで、前の手順で組み立てた文字列を CREDENTIALS に置き換えます。
   下のボックスの POST メソッドの名前を API-method に置き換えます。

   例:
   sa360Api.py --cred 123456789123.apps.googleusercontent.com,ABCDEFGHIJKLMNOPQR_abcdef,1/HIJklM01OPQR23NOP456rst890uvw --server https://www.googleapis.com/doubleclicksearch/v2/conversion --post < request.txt

Java

  /**
   * Creates a TRANSACTION conversion, attributes it to a keyword only, and adds it to a List<Conversion>.
   * The example in the preceding section contains the uploadConversions method,
   * which can submit the list as an insert() request.
   */
  private static List<Conversion> addTransactionConversionForKeyword(List<Conversion> conversions,
      Long criterionId, String conversionId, Long revenue, Long timeStamp) {

    Conversion conversion = new Conversion()
        .setCriterionId(criterionId)
        .setConversionId(conversionId)
        .setSegmentationType("FLOODLIGHT")
        .setSegmentationName("Test")
        .setType("TRANSACTION")
        .setRevenueMicros(revenue)
        .setCurrencyCode("USD")
        .setConversionTimestamp(BigInteger.valueOf(timeStamp));

    conversions.add(conversion);
    return conversions;
  }        

Python

def insert_conversion(service):
  """Create and upload a TRANSACTION conversion that is attributed to a keyword only.

  Args:
    service: An authorized Doubleclicksearch service. See Set Up Your Application.
  """
  request = service.conversion().insert(
      body=
      {
          'conversion': [{
              'criterionId': '43700004289911004', // Replace with your ID
              'conversionId': 'test_1378710000000',
              'conversionTimestamp': '1378710000000',
              'segmentationType': 'FLOODLIGHT',
              'segmentationName': 'Test',
              'type': 'TRANSACTION',
              'revenueMicros': '20000000', // 20 million revenueMicros is equivalent to $20 of revenue
              'currencyCode': 'USD'
              }]
      }
  )

  pprint.pprint(request.execute())

第三者アトリビューション モデルからデータをアップロードする

アトリビューション モデルでは、コンバージョン経路内のすべてのアクティビティに対してコンバージョンのクレジットが配分されます。たとえば、ユーザーがコンバージョンの前に有料検索広告、ディスプレイ広告、別の有料検索広告をクリックした場合、線形アトリビューション モデルでは各クリックにコンバージョン クレジットの 33% が割り当てられます。

検索広告 360 にはさまざまなアトリビューション モデルが用意されていますが、第三者サービスや自社開発サービスを使用してクレジットを各クリックに分配している場合は、そのような第三者アトリビューション データを検索広告 360 にアップロードすることで、各種レポートや検索広告 360 入札戦略内で利用することができます。

注: 検索広告 360 で使用できる第三者アトリビューション データは、クレジットが Google クリック ID に配分されるアトリビューション データに限られます。

始める前に

キャンペーン マネージャーでカスタム アトリビューション モデルを作成し、検索広告 360 にインポートします。モデルの名前は「External Attribution Model」にします。これにより、アップロードしたコンバージョン データにアトリビューション モデルが適用されたことが検索広告 360 によって認識されるようになります。詳細

必須項目

サードパーティのアトリビューション モデルをコンバージョンに適用するには、Conversion.insert() リクエストで次のすべてを指定します。

• clickId: 訪問の大文字と小文字が区別されるクリック ID。広告主のウェブログでクリック ID またはリスト コンバージョンを探し、別のコンバージョンのクリック ID を使用します。検索広告 360 では、訪問の発生に関与したキーワード、広告、その他の検索広告 360 オブジェクトにコンバージョンが割り当てられます。
  検索広告 360 がクリック ID を生成してから、その ID を使用してコンバージョンをアップロードするまで、30 分以上待機します。そうしないと、Search Ads 360 API で訪問が認識されない可能性があります。
• attributionModel: [外部アトリビューション モデル] に設定します。詳細
• countMillis: このクリックに分配するコンバージョン クレジットの額。リクエストに attributionModel フィールドも含まれている場合にのみ適用されます。

  これは、コンバージョン内のアイテム数（ショッピング カートでの購入アイテム数など）を指定する省略可能なフィールドである quantityMillis と混同しないでください。

• conversionId: オフライン コンバージョンの場合、広告主様がこの ID を提供します。広告主は、意味のある任意の ID を指定できます。リクエスト内の各コンバージョンには一意の ID を指定する必要があります。また、ID とタイムスタンプの組み合わせは、広告主内のすべてのコンバージョン間で一意である必要があります。オンライン コンバージョンの場合、検索広告 360 は、広告主の Floodlight 処理に応じて、dsConversionId または floodlightOrderId をこのプロパティにコピーします。
• conversionTimestamp: コンバージョンが発生した日時を示します。たとえば、2016 年 8 月 5 日（金）午前 11 時 53 分 22 秒（東部夏時間（GMT -4:00））にコンバージョンが発生した場合、エポック ミリ秒単位でタイムスタンプ（1470412402000）を指定します。
• segmentationType: コンバージョンをアップロードするコンバージョン システムのタイプを指定します。現時点では Floodlight コンバージョンのみがサポートされているため、このフィールドでは常に FLOODLIGHT を指定する必要があります。
• segmentationName: 広告主がコンバージョンをレポートするために使用している Floodlight アクティビティの名前。

  広告主に同じ名前のアクティビティが含まれている場合（アクティビティが異なる Floodlight グループに属している場合に発生することがあります）、アクティビティのいずれかの名前を変更することをおすすめします。

  または、検索広告 360 が Floodlight アクティビティに割り当てた ID がわかっている場合は、segmentationName フィールドで名前を指定する代わりに、segmentationId で ID を指定できます。（キャンペーン マネージャーでも Floodlight アクティビティに ID が割り当てられますが、キャンペーン マネージャーの ID は検索広告 360 の ID とは異なり、コンバージョンのアトリビューションに使用することはできません）。Floodlight アクティビティの検索広告 360 ID を確認するには、コンバージョン レポートをダウンロードします（検索広告 360 の UI から、またはレポート API から）。レポートの期間中に Floodlight アクティビティに少なくとも 1 件のコンバージョンが関連付けられている場合は、レポートに検索広告 360 ID が表示されます。

• type: コンバージョンのタイプ（ACTION または TRANSACTION）。ACTION コンバージョンには金銭的価値はありませんが、TRANSACTION コンバージョンにはあります。たとえば、メールリストへの登録（ACTION）と e コマースでの購入（TRANSACTION）があります。

  TRANSACTION を指定する場合は、次のフィールドも指定する必要があります。

  • revenueMicros: コンバージョンの金額。

コンバージョン収益をトラッキングする場合は、コンバージョン経路内の各接点に対して収益を配分するモデルを使用します。たとえば、各接点に均等に収益を配分する線形アプローチのモデルを使用している場合、3 つの広告クリックを含むコンバージョン経路であれば、各クリックにそれぞれコンバージョンの 33% が結び付けられます。コンバージョンが 100 ドルの収益を上げた場合は、モデルによって各クリックにそれぞれ 33 ドルが配分されることを確認して、revenueMicros で各クリックに対して 33 ドルの収益だけが指定されるようにします。

省略可能項目

• quantityMillis: このコンバージョン内のアイテム数。たとえば、メール ニュースレターに登録したユーザー数や、販売されたアイテムの合計数などです。ACTION コンバージョンでこのフィールドを指定しない場合、検索広告 360 は自動的に 1000 の値を挿入します。
• currencyCode: トランザクションの収益の通貨。デフォルトでは、収益は広告主の通貨で表示されます。別の通貨を指定すると、指定した収益額が広告主の通貨に換算されます。詳細
  通貨を指定するには、ISO 4217 英字（3 文字）形式を使用します。
  トランザクション コンバージョンにのみ適用されます。
• customMetric と customDimension: 購入した商品の配送先国、商品 ID、通話時間など、コンバージョンに関する追加データをアップロードします。詳しくは、カスタム Floodlight 変数のデータをアップロードするをご覧ください。
• deviceType: コンバージョンが発生したデバイスのタイプを指定します。このフィールドで使用できる値の一覧については、値の一覧をご覧ください。

例

POST  https://www.googleapis.com/doubleclicksearch/v2/conversion
Authorization: Bearer your OAuth 2.0 access token
Content-type: application/json
{
 "kind": "doubleclicksearch#conversionList",
  "conversion" : [{
    "clickId" : "PP5K8iI6ul7Vw09JZZDEp", // Replace with a click ID from your site
    "conversionId" : "test_20130906_04",
    "conversionTimestamp" : "1378710000000",
    "segmentationType" : "FLOODLIGHT",
    "segmentationName" : "Test",
    "type": "TRANSACTION",
    "attributionModel": "External Attribution Model",
    "countMillis": "330",
    "revenueMicros": "33000000", // 33 million revenueMicros is equivalent to $33 of revenue
    "currencyCode": "USD"
  }]
}
          

検索広告 360 ユーティリティ スクリプトを使用してこのリクエストを送信する

未加工の JSON POST リクエストを送信するには、次のように sa360Api.py スクリプトを使用します。

1. JSON オブジェクトの例（2 つの中かっこで囲まれたすべての内容）をコピーして、request.txt という名前の新しいテキスト ファイルに貼り付けます。
2. JSON コード内の代理店 ID をご自身の代理店 ID に変更します。
3. // The date column segments the report by individual days. などのコメントを削除します
4. OAuth 2.0 認証情報を、次のようにカンマ区切りの単一の文字列にまとめます。
   client-ID,client-secret,refresh-token
   （これは、認証を設定するで説明されているように、sa360Api.py --login を実行したときに sa360Api.py が出力する文字列と同じです）。
5. 次のように sa360Api.py を呼び出します。
   sa360Api.py --cred CREDENTIALS --server API-method --post < request.txt
   上記のコマンドで、前の手順で組み立てた文字列を CREDENTIALS に置き換えます。
   下のボックスの POST メソッドの名前を API-method に置き換えます。

   例:
   sa360Api.py --cred 123456789123.apps.googleusercontent.com,ABCDEFGHIJKLMNOPQR_abcdef,1/HIJklM01OPQR23NOP456rst890uvw --server https://www.googleapis.com/doubleclicksearch/v2/conversion --post < request.txt

検索広告 360 のレスポンスを処理する

リクエスト内のすべてのコンバージョンが正常に検証され、アップロードされた場合にのみ、検索広告 360 から成功のレスポンスが返されます。

リクエストが成功した場合

リクエストが成功すると、レスポンスには、アップロードされた各コンバージョンの完全な検索広告 360 内部表現（キャンペーン ID、広告グループ ID、キーワード（条件）ID など）が含まれます。

{
 "kind": "doubleclicksearch#conversionList",
 "conversion": [
  {
   "agencyId": "12300000000000456",
   "advertiserId": "45600000000010291",
   "engineAccountId": "700000000042441",
   "campaignId": "71700000002044839",
   "adGroupId": "58700000032026064",
   "criterionId": "43700004289911004",
   "adId": "0",
   "dsConversionId": "48719131694768384",
   "conversionId": "test_1383157331951",
   "state": "ACTIVE",
   "type": "TRANSACTION",
   "revenueMicros": "20000000",
   "currencyCode": "USD",
   "segmentationType": "FLOODLIGHT",
   "segmentationId": "25700000001464141",
   "segmentationName": "Test",
   "conversionTimestamp": "1378710000000",
   "conversionModifiedTimestamp": "1383157332368"
  },
  ...
 ]
}

リクエストが成功しなかった場合

1 つ以上のコンバージョンの検証またはアップロードに失敗した場合、レスポンスには、失敗したコンバージョンのアップロードごとにメッセージが含まれます。レスポンスには、アップロードに成功したコンバージョンのメッセージは含まれません。

完全に成功しなかったリクエストに対するレスポンスの例を次に示します。

{
 "error": {
    "errors": [
       {
          "reason": "requestValidation",
          "message": "The request was not valid. Details: [0x0000011F: Advertiser conversion ID ..."
       },
       {
          "reason": "requestValidation",
          "message": "The request was not valid. Details:  [0x00000101: Click ID ..."
       }
    ]
  }
}

各失敗メッセージには、理由と詳細なエラー メッセージという 2 つの重要なフィールドが含まれています。reason フィールドには、requestValidation、internalError、transactionFailed、lateStageRequestError のいずれかが含まれます。

requestValidation エラー

requestValidation エラーは、コンバージョンのアップロード リクエストのデータの問題を示します（コンバージョンがすでにアップロードされている、clickId が見つからないなど）。このタイプのエラーでは、メッセージの詳細に次の 2 つの項目が含まれます。

• エラーの種類を識別する 16 進数コード。このコードを独自のスクリプトで使用して、エラーを特定できます。
• 検証エラーの説明。

詳しくは、検索広告 360 がコンバージョン アップロード エラーに対して返すことができるコードと説明の一覧をご覧ください。

その他のエラー

他のすべてのタイプのエラー（internalError、transactionFailed、lateStageRequestError）は、検索広告 360 の内部的な問題を示しています。

エラーへの対応

リクエストが失敗した場合は、後でリクエスト呼び出し全体を再送信してみてください。検索広告 360 は、すでにアップロードされているコンバージョンについては requestValidation エラーを報告しますが、残りのコンバージョンについてはアップロードを試みます。

再送信後もエラーが表示される場合は、トラブルシューティングのセクションで、次の手順をご確認ください。