セキュア シグナルは、クライアント デバイスで収集され、選択したビッダーと共有されるエンコードされたデータです。このガイドでは、IMA SDK を使用して安全なシグナルを収集し、Google アド マネージャーに送信する方法について説明します。
セキュア シグナル API には、IMA SDK for Android のバージョン 3.29.0 以降が必要です。
シグナルとビッダーを選択してセキュア シグナルの共有を有効にするには、ビッダーとセキュア シグナルを共有するをご覧ください。
サードパーティのシグナル プロバイダを使用する
安全なシグナルを使用するには、アプリにシグナル コレクタ アダプタ クラスをデプロイして、シグナルを収集、エンコードし、IMA SDK に渡す必要があります。
サードパーティ プロバイダの手順に沿って、アカウントを設定し、ビルド依存関係を追加して、アプリで安全なシグナル アダプタを設定します。
Android 向け IMA SDK は、コードに何も変更を加えなくても、各セキュア シグナル アダプタを自動的に初期化します。
セキュア シグナル アダプタをプロジェクトに追加する方法の例を次に示します。
カスタムデータを送信する
サードパーティのシグナル プロバイダを使用するだけでなく、カスタムデータを使用してシグナルを収集、エンコード、送信することもできます。カスタムデータを含むセキュア シグナルを送信するには、アド マネージャーでカスタム シグナルを有効にする必要があります。
広告リクエストごとに、エンコードされたカスタムデータを含む SecureSignals
オブジェクトを文字列として作成します。次に、adsRequest.setSecureSignals()
メソッドを呼び出して、広告リクエストに SecureSignals
オブジェクトを追加します。
app/src/main/java/com/example/project name/MainActivity.java
...
private void requestAds(String adTagUrl) {
// Create the ads request.
AdsRequest request = sdkFactory.createAdsRequest();
request.setAdTagUrl(adTagUrl);
request.setContentProgressProvider(
() -> {
if (videoPlayer.getDuration() <= 0) {
return VideoProgressUpdate.VIDEO_TIME_NOT_READY;
}
return new VideoProgressUpdate(
videoPlayer.getCurrentPosition(), videoPlayer.getDuration());
});
SecureSignals signal = SecureSignals.create("My encoded signal string");
request.setSecureSignals(signal);
// Request the ad. After the ad is loaded, onAdsManagerLoaded() will be called.
adsLoader.requestAds(request);
}
...