ルート最適化の概要で説明されているように、基本的なリクエストは必要なエンティティとしてモデル、配送、車両で構成されます。
- Model は、
Shipments
とVehicles
の両方を含むリクエスト全体の設定と制約をキャプチャします。 - 配送は、受け取りと配達の
VisitRequest
を含むタスクまたは実際の配送を表します。配送にはローカルの設定と制約があります。 - Vehicle(車両)は、車両、ドライバー、人員を表します。車両にはローカルの設定と制約もあります。
各エンティティのプロパティは、最適化の問題の一部を特定の粒度で記述します。モデル全体の制約はすべての出荷と車両に適用されますが、出荷または車両に指定された制約とプロパティは、単一の出荷または車両に固有のものです。
各メッセージ タイプの詳細については、ShipmentModel
(REST、gRPC)、Shipment
(REST、gRPC)、Vehicle
(REST、gRPC)メッセージのリファレンス ドキュメントをご覧ください。
OptimizeToursRequest
件の宿泊施設
最上位の OptimizeToursRequest
メッセージ(REST、gRPC)の一般的なプロパティは次のとおりです。
searchMode
は、指定された制約を満たす最初の解を返すか、設定された期限内に可能な限り最適な解を見つけるかどうかを指定します。considerRoadTraffic
は、ルート選択と到着予定時刻の推定にライブ トラフィックを使用するかどうかを決定します。populateTransitionPolylines
は、レスポンスでルートのポリラインを返すかどうかを決定します。
モデル プロパティ
ShipmentModel
メッセージ(REST、gRPC)の一般的なプロパティは次のとおりです。
globalStartTime
は、すべての車両と荷物において、ルートの最も早い開始時刻を表します。どの車両も、この時間より前に最初の移行と出荷を開始することはできません。globalEndTime
は、すべての車両と配送のルートの最も遅い終了時間を表します。この時間までに、割り当てられたすべての配送と移行が完了している必要があります。
配送プロパティ
Shipment
メッセージ(REST、gRPC)の一般的なプロパティには次のものがあります。
pickups[]
とdeliveries[]
は荷物の集荷場所または持ち込み場所を表します。pickups[]
プロパティとdeliveries[]
プロパティはどちらもVisitRequest
メッセージ(REST、gRPC)を使用します。loadDemands
は、車両が配送を完了するために必要な負荷を表します。車両に対応するload_limits
(REST、gRPC)プロパティは、車両が一度に対応できる負荷を表します。読み込みの詳細については、負荷の要求と制限をご覧ください。penalty_cost
は、配送がスキップされた場合の費用を表します。費用の詳細については、コストモデル パラメータをご覧ください。
車両プロパティ
Vehicle
メッセージ(REST、gRPC)の一般的なプロパティには次のものがあります。
startLocation
は、ルートの始点となる場所を表します。このプロパティは省略可能です。指定しない場合、車両のルートは最初に割り当てられた配送場所から開始されます。endLocation
は、車両がルートの終点となる場所を表します。このプロパティは省略可能です。指定しない場合、車両のルートは、最後に割り当てられた配送先で終了します。startTimeWindows[]
は、車両がルートを開始できるタイミングを表します。このプロパティは省略可能です。endTimeWindows[]
は、車両がルートを開始および終了するタイミングを表します。どちらのプロパティも省略可能です。loadLimits
は、荷物の積荷量に対する車両のキャパシティを表します。負荷の需要と制限の詳細については、負荷の需要と制限をご覧ください。
JSON 形式のリクエストの完全な例は、次のようになります。
{
"model": {
"shipments": [
{
"pickups": [
{
"arrivalLocation": {
"latitude": 37.73881799999999,
"longitude": -122.4161
}
}
],
"deliveries": [
{
"arrivalLocation": {
"latitude": 37.79581,
"longitude": -122.4218856
}
}
]
}
],
"vehicles": [
{
"startLocation": {
"latitude": 37.73881799999999,
"longitude": -122.4161
},
"endLocation": {
"latitude": 37.73881799999999,
"longitude": -122.4161
},
"costPerKilometer": 1.0
}
],
"globalStartTime": "2024-02-13T00:00:00.000Z",
"globalEndTime": "2024-02-14T06:00:00.000Z"
}
}
OptimizeTours
と BatchOptimizeTours
はどちらも、上記の例のようにリクエスト メッセージを使用しますが、使用する方法が異なります。ルートの最適化リクエストを行う前に、2 つの方法の違いを理解することが重要です。