Meet アドオンをデプロイする

Google Meet アドオンは、Google Cloud プロジェクトの一部として作成および構成されます。

Google Cloud プロジェクトを作成する

Google Cloud プロジェクトを生成するには、Google Cloud プロジェクトを作成するをご覧ください。

Google Workspace Marketplace SDK と Google Workspace アドオン API を有効にする

Meet アドオンの開発には、Marketplace SDK と Google Workspace アドオン API が必要です。有効にするには:

  1. Google Cloud コンソールを開きます。
  2. 上部で、別のプロジェクトがすでに開いている場合は、アプリのプロジェクトのプロジェクト名を選択してプロジェクトを切り替えます。
  3. 上部の検索バーに「Google Workspace Marketplace SDK」と入力して、Enter キーを押します。

  4. Google Workspace Marketplace SDK ページを開き、[有効にする] をクリックします。

  5. これらの手順を繰り返して、Google Workspace add-ons API を見つけて有効にします。

Deployment の作成

Meet でアドオンを使用するには、デプロイとアドオン マニフェスト ファイルが必要です。

  1. Google Cloud コンソールを開きます。
  2. 上部で、別のプロジェクトがすでに開いている場合は、アプリのプロジェクトのプロジェクト名を選択してプロジェクトを切り替えます。
  3. [API とサービス] をクリックします。
  4. Google Workspace Marketplace SDK を選択して、詳細ページを表示します。

デプロイを作成する

デプロイは、HTTP デプロイを作成する（推奨）か、Google Apps Script を使用して、Google Cloud コンソールで直接作成できます。

HTTP デプロイ

  1. [HTTP deployments] タブをクリックします。

  2. [新しいデプロイを作成] をクリックし、アドオンのデプロイ ID を入力します。

    デプロイ ID は、アドオン マニフェストを含むデプロイをアドオン デベロッパーが識別するのに役立つ任意の文字列です。デプロイメント ID は必須で、100 文字以内で指定してください。

  3. [次へ] をクリックします。

    サイドパネルが開き、アドオン マニフェストの仕様を JSON 形式で送信できます。これは DEPLOYMENT.JSON とも呼ばれます。

    アドオン マニフェスト ファイルは、Google Meet アドオンの中心的な構成です。次のコードサンプルは、アドオン マニフェスト ファイルでウェブ用に利用可能な Meet フィールドを示しています。

    {
  "addOns": {
    "common": {
      "name": "NAME",
      "logoUrl": "LOGO_URL"
    },
    "meet": {
      "web": {
        "sidePanelUrl": "SIDE_PANEL_URL",
        "supportsScreenSharing": SUPPORTS_SCREENSHARING,
        "addOnOrigins": ["ADD_ON_ORIGINS"],
        "logoUrl": "MEET_WEB_LOGO_URL",
        "darkModeLogoUrl": "DARK_MODE_LOGO_URL"
      }
    }
  }
}

    次のように置き換えます。

    • NAME: 文字列。Google Meet アドオンの名前。
    • LOGO_URL: 文字列。Google Workspace アドオンのロゴの URL。これは、Google Workspace プロダクト全体でアドオンに使用されます。
    • SIDE_PANEL_URL: 文字列。アドオンアプリのエントリ ポイントの URL。これは、サイドパネル内の iframe に表示されます。この URL のオリジンは、ADD_ON_ORIGINS フィールドで指定されたオリジンの一部である必要があります。
    • SUPPORTS_SCREENSHARING: 省略可。ブール値。false に設定されている場合、ユーザーはアドオンを使用して、コラボレーション アドオン セッションで何が起こっているかを確認する必要があります。true に設定すると、共同編集アドオン セッションの開始者はアドオンのビューを画面共有できます。
    • ADD_ON_ORIGINS: 文字列のリスト。アドオンがホストされているオリジンのリスト。2 つの URL が同じスキーム、ホスト、ポートを共有している場合、それらのオリジンは同じになります。サブオリジンとワイルドカード サブドメインも許可されます。詳細については、アドオンのセキュリティをご覧ください。
    • MEET_WEB_LOGO_URL: 省略可。文字列。アドオンのロゴの Meet 固有の URL。このロゴは Meet 全体で使用されています。存在しない場合は、共通セクションの logoUrl が使用されます。ロゴのデザイン ガイドラインについては、ベスト プラクティスをご覧ください。
    • DARK_MODE_LOGO_URL: 文字列。アドオンのロゴのダークモード専用の URL。ダークモードのロゴを指定すると、Meet のどのテーマでもアドオンが最適に表示されます。ロゴのデザインに関するガイドラインについては、ベスト プラクティスをご覧ください。

  4. [送信] をクリックします。

    デプロイの詳細については、デプロイ リソースを作成するをご覧ください。

  5. [アプリの構成] タブの [アプリの統合] で、[Google Workspace アドオン] を選択します。[Cloud Deployment リソースを使用してデプロイする] を選択し、正しい HTTP デプロイを選択します。

Google Apps Script

  1. [アプリの構成] タブをクリックします。

  2. [アプリの統合] で [Google Workspace アドオン] を選択します。[Google Apps Script のデプロイ ID を使用してデプロイする] を選択し、スクリプトのデプロイ ID を入力します。

  3. [保存] をクリックします。

    Apps Script プロジェクトの作成方法については、Apps Script のドキュメントをご覧ください。Meet アドオンは、Apps Script プロジェクト マニフェストとも呼ばれる appsscript.json マニフェスト ファイルのみに依存します。Apps Script プロジェクトのマニフェスト ファイルに addOns セクションと meet セクションが含まれていることを確認します。

    次のコードサンプルは、アドオン マニフェスト ファイルで使用可能な Meet のフィールドを示しています。

    {
  "addOns": {
    "common": {
      "name": "NAME",
      "logoUrl": "LOGO_URL"
    },
    "meet": {
      "web": {
        "sidePanelUrl": "SIDE_PANEL_URL",
        "supportsScreenSharing": SUPPORTS_SCREENSHARING,
        "addOnOrigins": ["ADD_ON_ORIGINS"],
        "logoUrl": "MEET_WEB_LOGO_URL",
        "darkModeLogoUrl": "DARK_MODE_LOGO_URL"
      }
    }
  }
}

    次のように置き換えます。

    • NAME: 文字列。Google Meet アドオンの名前。
    • LOGO_URL: 文字列。Google Workspace アドオンのロゴの URL。これは、Google Workspace プロダクト全体でアドオンに使用されます。
    • SIDE_PANEL_URL: 文字列。アドオンアプリのエントリ ポイントの URL。これは、サイドパネル内の iframe に表示されます。この URL のオリジンは、ADD_ON_ORIGINS フィールドで指定されたオリジンの一部である必要があります。
    • SUPPORTS_SCREENSHARING: 省略可。ブール値。false に設定されている場合、ユーザーはアドオンを使用して、コラボレーション アドオン セッションで何が起こっているかを確認する必要があります。true に設定すると、共同編集アドオン セッションの開始者はアドオンのビューを画面共有できます。
    • ADD_ON_ORIGINS: 文字列のリスト。アドオンがホストされているオリジンのリスト。2 つの URL が同じスキーム、ホスト、ポートを共有している場合、それらのオリジンは同じになります。サブオリジンとワイルドカード サブドメインも許可されます。詳細については、アドオンのセキュリティをご覧ください。
    • MEET_WEB_LOGO_URL: 省略可。文字列。アドオンのロゴの Meet 固有の URL。このロゴは Meet 全体で使用されています。存在しない場合は、共通セクションの logoUrl が使用されます。ロゴのデザイン ガイドラインについては、ベスト プラクティスをご覧ください。
    • DARK_MODE_LOGO_URL: 文字列。アドオンのロゴのダークモード専用の URL。ダークモードのロゴを指定すると、Meet のどのテーマでもアドオンが最適に表示されます。ロゴのデザインに関するガイドラインについては、ベスト プラクティスをご覧ください。

Meet でアドオンをインストールしてテストする

Meet でアドオンをテストするには、まずログインしているユーザーにアドオンをインストールする必要があります。

HTTP デプロイ

  1. Google Cloud コンソールでプロジェクトの Google Workspace Marketplace SDK に移動します。
  2. [HTTP deployments] タブをクリックします。
  3. [アクション] 列の [インストール] をクリックします。

Google Apps Script

  1. Google Workspace アドオンのドキュメントに沿って、未公開のアドオンをインストールします。

これで、会議でアドオンを使用できるようになりました。お試しいただくには、meet.google.com で会議を開始します。インストールしたアドオンがアクティビティ パネルに表示されます。

アドオンは、ログインしている個々のユーザー向けにインストールするだけでなく、公開することもできます。Google Workspace アドオンを公開すると、他のユーザーがアドオンを見つけてインストールし、使用できるようになります。