Google Pay には、カード発行会社が理解し、TSP 統合とリリース前テストに組み込むうえで重要な機能や動作があります。
Google Pay UX の主なフロー
Google Pay にカードを追加するには、Google ウォレット サーフェスまたはカード発行会社のモバイル バンキング アプリから Push Provisioning API を使用します。Google ウォレット アプリのサーフェスでは、いくつかの方法でカード情報を入力できます。たとえば、ファイルに保存されている詳細情報を自動的に取り込んだり、OCR でスキャンしたりできます。また、手動で入力することも可能です。
次の UX フローは、スマートフォン、タブレット、スマートウォッチでカードを Google Pay に追加する一般的なユーザーフローを示しています。
スマートフォンまたはタブレットでのトークン化
Wear OS by Google でのトークン化
スマートフォンのヘルパー画面:
取引画面
Google Pay は、店舗での NFC 決済、アプリ内決済での支払い、オンライン決済にご利用いただけます。
トークンの削除動作
トークンは、ユーザーが Google ウォレット アプリを使用して手動で削除する以外に、さまざまな理由により削除されることがあります。特に、90 日間使用されなかったトークンは、Google Pay によってサーバーから削除されます。トークンがアクティブとみなされるようにするには、90 日に 1 回はデバイスをオンにして Google のサーバーに接続する必要があります。
トークンの削除で最もよくある質問は、デバイスが 90 日間オフラインになっていたという状況に関するものです。その多くは、デバイスの電源がオフになっていた、デバイスが壊れた、出荷時の設定にリセットされた、などの場合です。この状況は、カード発行会社がユーザーに削除を通知するサービス メッセージを送信した場合、特に混乱を招く可能性があります。削除のもう 1 つの一般的な理由として、ユーザーがデバイスのロック機能をオフにした場合があります。
ユーザーの操作 | 端末トークン | TSP トークン |
---|---|---|
Google ウォレット アプリまたは Push Provisioning API を使用して 1 つ以上のトークンを手動で削除する | 削除 | 削除 |
端末のロックを削除(PIN、パターン) | 削除 | 削除(ベスト エフォート) |
Google アカウントを削除(設定 / アカウント経由) | 削除 | 90 日後に削除 |
初期状態へのリセット | 削除 | 90 日後に削除 |
端末の電源をオフ(または端末が故障して電源をオンにできない) | なし | 90 日後に削除 |
Android デバイス マネージャーを使用して端末をリモートでワイプ | 削除 | 削除 |
Android デバイス マネージャーを使用して端末をリモートでロック | 無効化 | スマートフォンにアクセスできない場合は削除 |
Google Play 開発者サービスからすべてのデータを消去([設定] を使用) | 削除 | ユーザーが Google ウォレット アプリを開いたときに削除 |
Google ウォレット アプリからすべてのデータを消去([設定] を使用) | 変更なし | 90 日後に削除 |
サポートされている OCR 形式
Google Pay は、カードの PAN と有効期限を取得するためにさまざまなカード形式の OCR 認識をサポートしています。Google Pay の OCR ツールは現在、次のカード形式をサポートしています。
- 1 行内に 4-6-5 の形式でグループ化された 15 桁の数字
- 1 行内に 6-4-5 の形式でグループ化された 15 桁の数字
- 1 行内に 4-4-4-4 の形式でグループ化された 16 桁の数字
- 1 行内に 6-3-3-4 の形式でグループ化された 16 桁の数字
- 1 行内に 6-3-6-1 の形式でグループ化された 16 桁の数字
- 1 行内に 6-4-5-4 の形式でグループ化された 19 桁の数字
- 1 行内に 6-3-8 の形式でグループ化された 16 桁の数字
- 1 行内に 6-6-5 の形式でグループ化された 16 桁の数字
- 1 行内に 6-9-2 の形式でグループ化された 17 桁の数字
- 1 行内に 7-7-5 の形式でグループ化された 19 桁の数字
- 1 行内に 7-12 の形式でグループ化された 19 桁の数字
- 1 行内にスペースを入れないでグループ化された 19 桁の数字
新しい OCR 形式のリクエスト
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