スピーカー ノートを操作する

このガイドでは、Google スライド API を使用して発表者ノートを読み取り、編集する方法について説明します。

ノート ページとノート マスター

ノートページは、プレゼンテーションのスライドの配布資料を生成するために使用されるページの一種です。各スライドには 1 つのメモページがあります。スライドのノートページの最初の BODY プレースホルダの図形には、スライドの発表者ノートのテキストが含まれます。スライド API で編集できるのは、このメモの図形のテキスト コンテンツのみです。その他のプロパティとメモページの残りのコンテンツは読み取り専用です。

プレゼンテーションのノート マスターは、ノートページで使用されるデフォルトの要素とテキスト スタイルを定義するページです。プレゼンテーションにはノート マスターが 1 つだけあります。Slides API では、ノートマスターは読み取り専用です。

スピーカー ノートの読み取りと書き込み

スライドのスピーカー ノートのシェイプを見つけるには、スライドのノート presentations.pages オブジェクトを SlideProperties メッセージで探します。スピーカー ノートのテキストを含む図形は、ノートページの NotesProperties メッセージの speakerNotesObjectId フィールドで識別されます。

スライドの発表者ノートを読み取るには、ノートページでこの ID を持つオブジェクトを見つけて、そのテキストを読み取ります。まれに、このオブジェクトが存在しないことがあります。これは、スライドにスピーカー ノートがないことを意味します。

batchUpdate テキスト リクエストを使用すると、スピーカー ノートの図形内のテキストを変更できます。まれに、スピーカー ノートの図形が存在しない場合があります。この場合、Slides API は speakerNotesObjectId を使用して有効なテキスト オペレーションを受信すると、自動的にスピーカー ノートの図形を作成します。