レポートを作成・実行する

レポートを作成する

  1. Ads Data Hub の [クエリ] タブに移動します。
  2. [+ クエリを作成] をクリックします。[新しいレポートを作成する] ページが開きます。
  3. 任意: 使用するテンプレートはフィルタ抽出が可能です。検索やアイコン選択のほか、プルダウンで次の条件を指定できます。
    • データソース
    • ユースケース
    • 広告枠
    • MRC 認定の有無
  4. 任意: テンプレートの詳細や SQL コードを確認するには、展開アイコン expand_content をクリックします。
  5. [テンプレートを使用] をクリックしてテンプレートを選択するか、追加アイコン add_circle をクリックして新規に作成します。
  6. レポートの名前を入力します。
  7. BigQuery 互換の SQL でレポートを記述または編集します。SQL コードに挿入可能なテーブルやフィールドは、[Google Tables] タブから選択できます。
  8. 任意: パラメータの設定を行います。
  9. 任意: フィルタされた行の概要の設定を行います。
  10. [保存] をクリックします。

パラメータ

パラメータを使用すると、レポートの柔軟性を高めることができます。たとえば複数のキャンペーンに対して同じレポートを実行したい場合、同内容のレポートをいくつも作成したり、実行時に各キャンペーン ID をハードコードしたりするよりも、キャンペーン ID を 1 つまたは複数指定できるパラメータを構成しておき、レポート実行時に [実行] カードで入力を受け付けるとよいでしょう。パラメータの活用により、コードを簡潔に保ち、編集によるエラーの発生を防ぐとともに、編集なしでレポートを再利用することが可能です。パラメータのスコープは作成したレポート内に限定されるため、別のレポートでは同じパラメータ名を他の用途に充てることができます。

パラメータのタイプ

次のタイプのパラメータを使用できます。

  • int64
  • float64
  • bool
  • string
  • date
  • timestamp
  • array(任意の使用可能なタイプの値の配列)

パラメータを作成する

  1. 保存済みのレポートを開くか、新たに作成します。
  2. [プロパティ] > [パラメータ] > [パラメータを追加] の順にクリックします。
  3. [名前] フィールドに名前を入力します。レポートのコードでパラメータを指定する際はこの名前を使用します。
  4. プルダウン メニューでパラメータのタイプを選択します。
    • 配列を選択した場合は、追加で表示されるプルダウン メニューから配列のタイプを選択します。
  5. 任意: 他にもパラメータを追加するには、ステップ 2~4 を繰り返します。
  6. [保存] をクリックします。

パラメータを使用する

レポートのコードでパラメータを使用する際は、標準 SQL の形式(@ に続いてパラメータ名)で記述します。次の例では、レポート内に @campaign_ids というパラメータが含まれています。

  /* Parameters:
  * @campaign_ids (ARRAY of INT64): A list of campaign IDs
  *   to conduct analysis on */

  WITH user_reach AS (
  SELECT 
    user_id,
    count(*) AS num_views
  FROM 
    adh.google_ads_impressions
  WHERE 
    campaign_id in UNNEST(@campaign_ids)
  GROUP BY 
    user_id
  )
  SELECT
  COUNT(*) AS unique_users,
  COUNTIF(num_views = 1) AS one_view,
  COUNTIF(num_views > 1 AND num_views <= 5) AS less_or_equal_five_views,
  COUNTIF(num_views > 5) AS more_than_five_views
  FROM 
    user_reach

クエリを実行する際、[新しいジョブ] ダイアログに [パラメータ] フィールドが表示されます。定義したパラメータにそれぞれ値を入力しましょう。

パラメータを削除する

  1. 削除するパラメータを含むレポートを開きます。
  2. [プロパティ] タブを開きます。
  3. [パラメータ] カードで、削除するパラメータの横にある [削除] をクリックします。
  4. [保存] をクリックします。

予約されているパラメータ

次の表は、Ads Data Hub によって予約済みのパラメータの一覧です。予約済みのパラメータはレポート内で使用できますが、同じ名前のパラメータを新たに作成することはできません。

start_date date

レポートジョブの開始日(指定した日も期間に含む)。この名前のユーザー定義パラメータは無視され、[新しいジョブ] ダイアログで設定した値に置換されます。

end_date date

レポートジョブの終了日(指定した日も期間に含む)。この名前のユーザー定義パラメータは無視され、[新しいジョブ] ダイアログで設定した値に置換されます。

time_zone string

レポートジョブのタイムゾーン。この名前のユーザー定義パラメータは無視され、[新しいジョブ] ダイアログで設定した値に置換されます。

フィルタされた行の概要

フィルタされた行の概要では、プライバシー チェックによって除外されたデータが集計されます。フィルタされた行のデータが合計され、キャッチオール行に追加されます。フィルタされたデータはこれ以上分析できませんが、結果から除外されたデータの量の概要を把握することができます。

レポートを編集する

  1. Ads Data Hub の [クエリ] タブに移動します。
  2. 編集するレポートの名前をクリックします。
  3. レポートを編集します。
  4. [保存] をクリックします。

レポートを実行する

レポートを実行する前に、結合の出力が含まれるデータセットへの dataEditor 権限がサービス アカウントに付与されていることを確認してください。 詳細: BigQuery でのアクセス制御について

  1. Ads Data Hub の [クエリ] タブに移動します。
  2. 実行するレポートの名前をクリックします。
  3. [実行] をクリックします。
    • レポートによって使用されるバイト数の予想がページ上部に表示されます。
  4. [広告データの取得元] プルダウンで ID を選択します。ここでは、クエリの対象とする広告データに関連付けられた取得元 ID を選択してください(サンドボックス データに対してクエリを実行する場合は、[ADH サンドボックス顧客] を選択します)。
  5. マッチテーブルを使用する場合は、使用するマッチテーブルを [マッチテーブルの取得元] プルダウンで選択します。
  6. [宛先テーブル] フィールドに、レポート結果を保存する場所を入力します。
  7. 開始日と終了日を入力して、レポートの期間を指定します。
  8. タイムゾーンを入力します。通常、購入プラットフォームのタイムゾーンと一致させます。
  9. 任意: パラメータがある場合はそれぞれ値を入力します。
  10. [実行] をクリックします。

結果を表示する

レポートの実行が完了したら、[ジョブ] ページで結果をプレビューできます。BigQuery、Google スプレッドシート、またはデータポータルでデータを詳しく調べることも可能です。

プレビュー

完了したジョブ内で [プレビュー] をクリックします。結果の最初の 20 件がジョブの下に表示されます。

BigQuery

結果は、デフォルトで BigQuery にエクスポートされます。[表を表示] をクリックすると、BigQuery が新しいウィンドウで開きます。

Google スプレッドシートとデータポータル

[探索] プルダウン メニューを開き、[スプレッドシートで調べる] または [データポータルで調べる] を選択します。新しいウィンドウでデータが開きます。