レポートを作成する
- Ads Data Hub の [クエリ] タブに移動します。
- [+ クエリを作成] をクリックします。[新しいレポートを作成する] ページが開きます。
- 任意: 使用するテンプレートはフィルタ抽出が可能です。検索やアイコン選択のほか、プルダウンで次の条件を指定できます。
- データソース
- ユースケース
- 広告枠
- MRC 認定の有無
- 任意: テンプレートの詳細や SQL コードを確認するには、展開アイコン expand_content をクリックします。
- [テンプレートを使用] をクリックしてテンプレートを選択するか、追加アイコン add_circle をクリックして新規に作成します。
- レポートの名前を入力します。
- BigQuery 互換の SQL でレポートを記述または編集します。SQL コードに挿入可能なテーブルやフィールドは、[Google Tables] タブから選択できます。
- 任意: パラメータの設定を行います。
- 任意: フィルタされた行の概要の設定を行います。
- [保存] をクリックします。
パラメータ
パラメータを使用すると、レポートの柔軟性を高めることができます。たとえば複数のキャンペーンに対して同じレポートを実行したい場合、同内容のレポートをいくつも作成したり、実行時に各キャンペーン ID をハードコードしたりするよりも、キャンペーン ID を 1 つまたは複数指定できるパラメータを構成しておき、レポート実行時に [実行] カードで入力を受け付けるとよいでしょう。パラメータの活用により、コードを簡潔に保ち、編集によるエラーの発生を防ぐとともに、編集なしでレポートを再利用することが可能です。パラメータのスコープは作成したレポート内に限定されるため、別のレポートでは同じパラメータ名を他の用途に充てることができます。
パラメータのタイプ
次のタイプのパラメータを使用できます。
int64
float64
bool
string
date
timestamp
array
(任意の使用可能なタイプの値の配列)
パラメータを作成する
- 保存済みのレポートを開くか、新たに作成します。
- [プロパティ] > [パラメータ] > [パラメータを追加] の順にクリックします。
- [名前] フィールドに名前を入力します。レポートのコードでパラメータを指定する際はこの名前を使用します。
- プルダウン メニューでパラメータのタイプを選択します。
- 配列を選択した場合は、追加で表示されるプルダウン メニューから配列のタイプを選択します。
- 任意: 他にもパラメータを追加するには、ステップ 2~4 を繰り返します。
- [保存] をクリックします。
パラメータを使用する
レポートのコードでパラメータを使用する際は、標準 SQL の形式(@
に続いてパラメータ名)で記述します。次の例では、レポート内に @campaign_ids
というパラメータが含まれています。
/* Parameters:
* @campaign_ids (ARRAY of INT64): A list of campaign IDs
* to conduct analysis on */
WITH user_reach AS (
SELECT
user_id,
count(*) AS num_views
FROM
adh.google_ads_impressions
WHERE
campaign_id in UNNEST(@campaign_ids)
GROUP BY
user_id
)
SELECT
COUNT(*) AS unique_users,
COUNTIF(num_views = 1) AS one_view,
COUNTIF(num_views > 1 AND num_views <= 5) AS less_or_equal_five_views,
COUNTIF(num_views > 5) AS more_than_five_views
FROM
user_reach
クエリを実行する際、[新しいジョブ] ダイアログに [パラメータ] フィールドが表示されます。定義したパラメータにそれぞれ値を入力しましょう。
パラメータを削除する
- 削除するパラメータを含むレポートを開きます。
- [プロパティ] タブを開きます。
- [パラメータ] カードで、削除するパラメータの横にある [削除] をクリックします。
- [保存] をクリックします。
予約されているパラメータ
次の表は、Ads Data Hub によって予約済みのパラメータの一覧です。予約済みのパラメータはレポート内で使用できますが、同じ名前のパラメータを新たに作成することはできません。
start_date
|
date
レポートジョブの開始日(指定した日も期間に含む)。この名前のユーザー定義パラメータは無視され、[新しいジョブ] ダイアログで設定した値に置換されます。 |
end_date
|
date
レポートジョブの終了日(指定した日も期間に含む)。この名前のユーザー定義パラメータは無視され、[新しいジョブ] ダイアログで設定した値に置換されます。 |
time_zone
|
string
レポートジョブのタイムゾーン。この名前のユーザー定義パラメータは無視され、[新しいジョブ] ダイアログで設定した値に置換されます。 |
フィルタされた行の概要
フィルタされた行の概要では、プライバシー チェックによって除外されたデータが集計されます。フィルタされた行のデータが合計され、キャッチオール行に追加されます。フィルタされたデータはこれ以上分析できませんが、結果から除外されたデータの量の概要を把握することができます。
レポートを編集する
- Ads Data Hub の [クエリ] タブに移動します。
- 編集するレポートの名前をクリックします。
- レポートを編集します。
- [保存] をクリックします。
レポートを実行する
レポートを実行する前に、結合の出力が含まれるデータセットへの dataEditor
権限がサービス アカウントに付与されていることを確認してください。
詳細: BigQuery でのアクセス制御について
- Ads Data Hub の [クエリ] タブに移動します。
- 実行するレポートの名前をクリックします。
- レポートによって使用されるバイト数の予想がページ上部に表示されます。
[実行] をクリックします。
- [広告データの取得元] プルダウンで ID を選択します。ここでは、クエリの対象とする広告データに関連付けられた取得元 ID を選択してください(サンドボックス データに対してクエリを実行する場合は、[ADH サンドボックス顧客] を選択します)。
- マッチテーブルを使用する場合は、使用するマッチテーブルを [マッチテーブルの取得元] プルダウンで選択します。
- [宛先テーブル] フィールドに、レポート結果を保存する場所を入力します。
- 開始日と終了日を入力して、レポートの期間を指定します。
- タイムゾーンを入力します。通常、購入プラットフォームのタイムゾーンと一致させます。
- 任意: パラメータがある場合はそれぞれ値を入力します。
- [実行] をクリックします。
結果を表示する
レポートの実行が完了したら、[ジョブ] ページで結果をプレビューできます。BigQuery、Google スプレッドシート、またはデータポータルでデータを詳しく調べることも可能です。
プレビュー
完了したジョブ内で [プレビュー] をクリックします。結果の最初の 20 件がジョブの下に表示されます。
BigQuery
結果は、デフォルトで BigQuery にエクスポートされます。[表を表示] をクリックすると、BigQuery が新しいウィンドウで開きます。
Google スプレッドシートとデータポータル
[探索] プルダウン メニューを開き、[スプレッドシートで調べる] または [データポータルで調べる] を選択します。新しいウィンドウでデータが開きます。