Query filters

フィルタリング機能を備えた API リクエストで、以下のクエリフィルタ仕様を使用します。フィルタ文字列は、式または式のリストとして指定する必要があります。

単純な式

フィルタは次の文法を使用して指定する必要があります。

式の一般的な形式は次のとおりです。

<expr> ::= <field> <operator> <value>

  • <field>string です。<field> にスペースまたはコロンを含める場合は、二重引用符で囲む必要があります。
  • <operator> は等価演算子または関係演算子にすることができ、以下の仕様に従います。
    等価演算子 "=" は、文字列フィールドに対してのみ定義されます。
    接頭辞一致演算子 ":" は、文字列フィールドに対してのみ定義されます。
    関係演算子 "<" | ">" | "<=" | ">=" は、タイムスタンプ フィールドに対してのみ定義されます。
  • 指定する <value>string にする必要があります。これは、<field> に応じて Timestamp 形式の場合があります。<value> にスペースまたはコロンを含める場合は、二重引用符で囲む必要があります。

式リスト

式を結合して、より複雑なクエリを形成することもできます。BNF 仕様は次のとおりです。

<exprList> ::= <expr> |
<exprList> <conjunction> <expr> |
<negation> <expr>
<conjunction> ::= "AND" | "OR" | ""
<negation> ::= "NOT"
空の文字列を結合として使用すると、暗黙的に AND として扱われます。
結合演算の優先順位(降順)は、NOT、AND、OR です。

フィルタの例を次に示します。サポートされている実際のフィールドは、API のバージョンによって異なる場合があるので注意してください。v1beta1 で使用できるフィルタ列については、こちらをご覧ください。

2018 年 4 月 5 日以降に作成されたすべてのアラートをクエリするには:
createTime >= "2018-04-05T00:00:00Z"

「Gmail フィッシング」送信元のすべてのアラートをクエリするには:
source="Gmail phishing"

「Gmail」で始まるすべてのアラートをクエリするには:
source:"Gmail"

2017 年以降に始まったすべてのアラートを検索するには:
startTime >= "2017-01-01T00:00:00Z" AND startTime < "2018-01-01T00:00:00Z"

「Gmail フィッシング」と報告されたすべてのアラートをクエリするには:
startTime >= "2017-01-01T00:00:00Z" AND startTime < "2018-01-01T00:00:00Z"

type="User reported phishing" source="Gmail phishing"