例外を測定する

例外イベントを送信すると、ウェブページで発生するクラッシュやエラーの件数と種類を測定できます。このページでは、gtag.js を使用して Google アナリティクスに例外を送信する方法を説明します。

実装

エラーが発生したときに、Google アナリティクスに例外イベントを送信します。

gtag('event', 'exception', {<exception_parameters>});

<exception_parameters> には、パラメータと値のペアを 1 つ以上指定し、各ペアはカンマで区切ります。たとえば、このコマンドは致命的でないエラーを 発生します。

gtag('event', 'exception', {
  'description': 'error_description',
  'fatal': false   // set to true if the error is fatal
});

例外パラメータ

次の表は、例外パラメータの一覧です。

パラメータ名 データ型 必須 説明
description 文字列 省略可 エラーの説明。
fatal ブール値 省略可 エラーが致命的な場合は true

次のような関数を例に考えます。

function divide(x, y) {
  if (y === 0) {
    throw "Division by zero";
  }
  return x/y;
}

除数 y がゼロの場合に、Google アナリティクスに例外イベントを送信したい場合、コードは次のようになります。

var x = document.getElementById('x').value;
var y = document.getElementById('y').value;

try {
  var r = divide(x, y);
} catch(err) {
  gtag('event', 'exception', {
    'description': err,
    'fatal': false
  });
}