概要

Google Maps Platform Mobility サービスは、ビジネスの輸送や物流の運営に使用する Google Maps Platform サービスの集合です。

このサービスは、API と SDK を介して次の機能を提供します。

  • 住所と位置情報のコンテキスト: 住所キャプチャ機能は、Place Autocomplete API と Geocoding API の 2 つの主要な API が組み込まれたモビリティ ツールキットです。これらの API は、配達できない住所、ユーザーからの不正確な住所入力、配達先住所の調整の必要性など、配送先住所に関する多くの一般的な問題に対応しています。
  • ルート計画と配車: Mobility のルート最適化機能は、Routes API、Routes Preferred API、Directions API、Distance Matrix API が組み込まれたツールキットです。ドライバーがタスクを完了するのに最適な順序を見つけるという問題を解決するエンタープライズ レベルの機能を提供します。
  • ドライバーのルーティングとナビゲーション ドライバーのルーティングとナビゲーション機能は、Navigation SDK と Driver SDK の 2 つの SDK で構成されるモビリティ ツールキットです。Google マップをドライバー アプリケーションに埋め込む、エンタープライズ レベルの機能を提供します。
  • タスク トラッキング 配送追跡機能には、ウェブおよびモバイル ソリューション用の JavaScript ライブラリが含まれています。これにより、配送状況を追跡した日付を消費者に提供して、ユーザー エクスペリエンスと配信成功率を向上させることができます。
  • フリートの分析とデバッグ: フリート パフォーマンス機能には、ウェブおよびモバイル ソリューション用の JavaScript ライブラリが含まれています。これを使用すると、リアルタイムの位置情報、到着予定時刻、ルート、完了したタスクと今後のタスクなど、ドライバーのフリートの状態をフリート運用チームとサポートチームに提供できます。また、パフォーマンスの最適化に役立つフリートの分析情報も提供されます。

参照ソリューション

モビリティ サービスは、ルートベースまたはタスクベースのオペレーション モデルで使用できます。これらのモデルについて理解するにはリファレンス ソリューションを参照し、ビジネスに適したものを選択してください。

コンポーネント

モビリティでは、関連する Google Maps Platform プロダクトに加えて、モビリティのユースケースに特化した以下のコンポーネントへのアクセスが含まれます。

プロダクト名 Description
Fleet Engine API 車両とタスクに関する情報を受信、維持、提供して、タスク トラッキング、フリートのデバッグ、分析を有効にします。オンデマンドのルートラスト ワンマイル タスクの 2 つのデータモデルで利用できます。
Driver SDK 車両の位置情報とタスクの更新を Fleet Engine に伝えます。Android と iOS で利用できます。オンデマンドのルート: AndroidiOSラスト ワンマイル タスク: AndroidiOS
コンシューマ SDK オンデマンドルートの車両ステータス、場所、関連タスクに関するほぼリアルタイムのデータを提供するほか、モバイルアプリでは車両の位置を地図上に可視化する機能も備えています。AndroidiOS に対応しています。
JavaScript 移動共有ライブラリ 車両のステータス、場所、関連タスクに関するほぼリアルタイムのデータを提供し、車両の位置を地図上に視覚化します。消費者向けの車両 1 台の追跡と、社内チームの車両全体の追跡に使用できます。オンデマンド移動: 「移動と注文の状況」と「フリートのトラッキング」。ラスト ワンマイル タスク: 配送追跡フリート トラッキング
Navigation SDK ドライバー アプリケーションに埋め込むためのルーティング ガイダンスとターンバイターン ナビゲーションを提供します。Android と iOS で利用できます。
Routes Preferred API 基本的なコスト関数によって決定されるカスタムルートや、より高度な地点の最適化など、Routes API では利用できない一部の機能を提供します。

Fleet Engine は、ドライバー、ユーザー、運用チーム全体のオーケストレーションを可能にする Google のバックエンド サービスです。Driver SDK、Navigation SDK、JavaScript 移動共有ライブラリをアプリケーションに統合して、関連するユーザー エクスペリエンスを強化できます。

モビリティに含まれるサービスと利用規約の詳細については、契約をご覧ください。詳しくは営業担当者にお問い合わせください