このセクションでは、本番環境用にアプリを構成し、実際の支払い情報を受け入れる方法について説明します。
リリースキーでアプリに署名する
アプリが Google Pay API の本番環境を参照しているときに、Android アプリの署名に使用された署名鍵のフィンガープリントが Google Play に登録されたリリースキーのフィンガープリントと一致しないと、Google Pay API は ERROR_CODE_MERCHANT_ACCOUNT_ERROR
(405
)を返します。このエラーは通常、開発環境のアプリをテスト環境から本番環境に切り替えた後に発生します。
このエラーを解決するには、Google 提供のフィンガープリントを Android アプリの署名に使用した鍵のフィンガープリントに一致させる必要があります。Android アプリに署名した後、次のコマンドを使用すると、署名に使用した鍵のフィンガープリントを確認できます。
// First extract the META-INF/CERT.RSA from the APK jar -xvf META-INF/CERT.RSA inflated: META-INF/CERT.RSA keytool -printcert -file META-INF/CERT.RSA Certificate fingerprints: MD5: YOUR_MD5_HASH SHA1: YOUR_SHA1_HASH Signature algorithm name: SHA1withRSA
Google Play に提供された SHA1 フィンガープリントと一致させてください。
本番環境用にアプリを構成する
次の手順に従って、アプリを本番環境用に構成します。
- APK がテスト環境で使用したデバッグキーではなく、リリースキーで署名されていることを確認します。本番環境でデバッグキーは機能しません。
WalletOptions
環境パラメータをWalletConstants.ENVIRONMENT_PRODUCTION
に設定します。
アプリを Play ストアにリリースする
Google の審査を通過し、リリースが承認されたら、Google Play Console からアプリを Google Play ストアにリリースします。