グループ化 ID を使用する
デフォルトでは、1 つの「Google ウォレットに追加」リンクに複数のパスを追加しても、ユーザーの Google ウォレット アプリでパスがグループ化されることはありません。ただし、すべてのパスに同じグループ化 ID を指定することでパスをグループ化できます。グループ化されたパスは Google ウォレット アプリに一緒に表示されます。パスのグループを選択すると、各パスがカルーセルに表示されます。
パスをグループ化できる状況は以下のとおりです。
グループにパスを追加するには、パス オブジェクトの groupingInfo.groupingId
プロパティを設定する必要があります。同じ groupingId
値を持つパス オブジェクトは、別々に追加された場合でも、すべて自動的にグループ化されます。
以下の例では、ユーザーに次回の購入でポイントカードとクーポンを利用してもらうために、両方をグループ化しています。
loyaltyObject = { "classId": "ISSUER_ID.GIFT_CARD_CLASS_SUFFIX", "id": "ISSUER_ID.GIFT_CARD_OBJECT_SUFFIX", "state": "ACTIVE", "groupingInfo": { # Note the same groupingId value "groupingId": "combinedGiftCardAndOfferId", "sortIndex": 1 }, "barcode": { "type": "QR_CODE", "value": "QR code" }, "accountId": "Account id", "accountName": "Account name", "loyaltyPoints": { "label": "Points", "balance": { "int": 800 } } } offerObject = { "classId": "ISSUER_ID.OFFER_CLASS_SUFFIX", "id": "ISSUER_ID.OFFER_OBJECT_SUFFIX", "state": "ACTIVE", "groupingInfo": { # Note the same groupingId value "groupingId": "combinedGiftCardAndOfferId", "sortIndex": 2 }, "barcode": { "type": "QR_CODE", "value": "QR code", }, }
イベント チケットの自動グループ化
イベント チケットが、個々のチケットではなくグループで使用されることがあります。よくあるシナリオとしては、家族分の複数のチケットをグループ化するケースが挙げられます。
イベント チケットには、次のプロパティに基づいて自動的にグループ化する追加ロジックがあります。
EventClass.eventId
EventClass.eventName
EventClass.dateTime.start
EventObject.id
の発行者 ID の部分
EventClass.eventId
を使用したグループ化
次のプロパティの値が同じ場合、イベント チケット オブジェクトは自動的にグループ化されます。
EventClass.eventId
EventObject.id
の発行者 ID の部分
イベント チケット オブジェクトがこの条件を満たしている場合、EventClass.eventName
と EventClass.dateTime.start
が異なっていても、これらのオブジェクトがグループ化されます。
EventClass.eventId
を使用しないグループ化
EventClass.eventId
が設定されていない場合、次のプロパティが同じであれば、自動的にグループ化されます。
EventClass.eventName
EventClass.dateTime.start
EventObject.id
の発行者 ID の部分