Route Optimization API の使用量と請求額

Route Optimization API は従量課金制の料金モデルを使用します。

ルートの最適化には、リクエストの費用を決定する 2 つの SKU があります。費用の決定に使用される SKU は、送信された各リクエストに基づきます。

  • 1 台の車両を含むリクエスト: 単一の車両ルーティング SKU に課金されます。
  • 2 台以上の車両を含むリクエスト: フリート ルーティング SKU に課金されます。

リクエストごとの料金は、最適化リクエストの配送ユニット数に SKU あたりの配送単価を掛けた値に基づきます。

たとえば、次のようなルート最適化リクエストがあるとします。

  • 5 台
  • 10 種類の配送(10 か所の固有の配送場所または積荷)

リクエストに対して 10 x(フリート ルーティング SKU の単価)が請求されます。

次のものについては課金されません。

  • 構文エラー、データ検証エラー、内部サービスエラーなどの検証エラーが原因で失敗したリクエスト。
  • VALIDATE_ONLY 解決モードのリクエスト(検証のみ)。
  • 検証時に実行不可と判定された配送、明示的に無視された、最適化から除外された配送、または InjectedSolutionConstraint による最適化が制限された配送。

例: 単一の車両ルーティング SKU

午前 8 時に 3 つの配送を含む単一車両ルーティングを使用してルートを作成しようとすると、3 件の配送に対して課金されます。

メモ 配送 乗車 宅配 Shipment.LoadDemand 期間 配送数
新しいルート 配送 A オースティン倉庫 オースティン ショップ 1 午前 8 時~午後 12 時 1
配送 B ボセルウェアハウス ボッセルショップ 2 午前 8 時~午後 12 時 1
配送 C シカゴ倉庫 シカゴショップ 3 午後 12 時~午後 5 時 1

合計料金: $0.01/配送(最適化ごと)× 3 配送(配送)= $0.03

Google の総合的な利用規約に加えて、Route Optimization API に固有の使用量上限が存在します。Google Cloud コンソールのツールを使用して、費用と使用量を管理できます。

Route Optimization API の課金方法

Route Optimization API は従量課金制の料金モデルを使用します。Google Maps Platform の API や SDK は、SKU 単位で課金されます。使用量の追跡はサービスの SKU 単位で行われますが、API や SDK にはサービスの SKU が複数含まれているものもあります。料金は次の式で計算されます。

SKU 使用量 × 使用 1 回あたりの料金

料金と使用量の計算ツールをご用意していますので、各 API / SDK の使用コストを見積もる際にご活用ください。条件を満たす Google Maps Platform SKU については、請求先アカウントごとに毎月 200 米ドルの Google Maps Platform クレジットをご利用いただけます。このクレジットは、対象となる SKU に自動的に適用されます。

Route Optimization API の料金

SKU: Route Optimization: Single Vehicle Routing

車両を 1 台だけ指定する Route Optimization API へのリクエストです。

月間使用量
(配送あたりの料金)
0~100,000 100,001~500,000 500,001 以上
0.01 米ドル
(1,000 回あたり 10.00 米ドル)
0.004 米ドル
(1,000 回あたり 4.00 米ドル)
使用量に応じた料金をお問い合わせください

SKU: Route Optimization: Fleet Routing

複数の車両を指定する Route Optimization API へのリクエストです。

月間使用量
(配送あたりの料金)
0~100,000 100,001~500,000 500,001 以上
0.03 米ドル
(1,000 回あたり 30.00 米ドル)
0.014 米ドル
(1,000 回あたり 14.00 米ドル)
使用量に応じた料金をお問い合わせください

その他の使用量上限

1 日あたりのリクエスト数に上限はありませんが、Route Optimization API には次の使用量上限が適用されます。

ツアーを最適化する

  • 1 分あたりの最大クエリ数(QPM): 60

ツアーの一括最適化

  • 1 分あたりの最大クエリ数(QPM): 60
  • 個々の OptimizeToursRequest の最大サイズ: 100 MB
  • バッチあたりの OptimizeToursRequest の最大数: 100
  • バッチごとの OptimizeToursRequest を組み合わせた最大サイズ: 100 MB

利用規約による制限

利用規約については、Route Optimization API のポリシーと、Google Maps Platform 利用規約のライセンス制限に関するセクションをご覧ください。

使用料金を管理する

Route Optimization API の使用料金を管理する、または本番環境トラフィックの需要を満たすには、API へのすべてのリクエストで 1 日あたりの割り当て上限を設定します。1 日の割り当ては、午前 0 時(太平洋時間)にリセットされます。

Route Optimization API の割り当て上限を表示または変更するには:

  1. Cloud Console で、[Google Maps Platform の割り当て] ページを開きます。
  2. [API] プルダウンをクリックし、[Route Optimization API] を選択します。
  3. [リクエスト] カードまでスクロールして、割り当て上限を表示します。
    割り当て名と上限の一覧の表が表示されます。
  4. 割り当て上限を変更するには、その制限の編集アイコンをクリックします。
    表示されたダイアログの [割り当て上限] フィールドに、1 日の課金対象の割り当て上限(Google により指定されている場合、その割り当て上限以下)を入力して、[保存] を選択します。

API の使用が課金対象の割り当て上限に達した日は、その日が終わるまでアプリケーションは API にアクセスできなくなります。