Google Mobile Ads Android SDK 22.4.0
では、Android マニフェストに <property>
要素が追加されました。このバージョン以降に対してビルドするには、Gradle 6.7.1 以降と Android Gradle プラグイン 4.2.0 以降を使用する必要があります。このガイドでは、Unity エディタの互換性を確認する方法について説明します。
前提条件
スタートガイドを完了している。 必ず次のようにしてください。
- [最小 API レベル] を 21 に設定する
- 対象 API レベルを 33 以上に設定する
- [Custom Main Gradle Template] と [Custom Gradle Properties Template] の設定を有効にします。
Unity 2022.2 以降
Unity 2022.2 以降には、新しいバージョンの Android 用 Gradle がデフォルトで付属しています。Google Mobile Ads Android SDK 22.4.0 をサポートするうえで、特別な対応は必要ありません。
Unity 2022.1 以前
Unity 2022.2 以前では、Google Mobile Ads Android SDK 22.4.0 でサポートされていない古いバージョンの Android 用 Gradle が使用されています。以下の手順は、ビルドプロセスに基づいて、最小限必要な Gradle バージョンにアップグレードする方法を示しています。
カスタム Gradle テンプレートを有効にする
[Project Settings] > [Player] > [Android] > [Publishing Settings] > [Build] に移動し、以下を選択します。
- カスタムベース Gradle テンプレート
ベース Gradle テンプレートの変更
Assets/Plugins/Android/baseProjectTemplate.gradle ファイルを開き、Gradle ビルドツール 4.2.0 を使用するように依存関係を設定します。
allprojects { buildscript { dependencies { classpath 'com.android.tools.build:gradle:4.2.0' **BUILD_SCRIPT_DEPS** } } } ...
Gradle のアップデート
Gradle のバージョンを 6.7.1 に更新します。この手順は、ビルドプロセスの一環としてプロジェクトを Android Studio プロジェクトとしてエクスポートするかどうかによって若干異なります。
Unity の統合ビルド
Gradle をインストールする
バージョン 6.7.1 の Gradle をダウンロードします。
Unity で Gradle パスを設定する
Unity で [Unity Preferences] > [External Tools] を開き、カスタムの Gradle パスを設定します。
Android Studio のビルド
Android Studio プロジェクトをエクスポートする
[File] > [Build Settings] メニューを開き、[Export Project] がオンになっていることを確認し、[Export] ボタンを押します。エクスポートが完了したら、Android Studio でプロジェクトを開きます。
Gradle ラッパーを更新する
./gradle/wrapper/gradle-wrapper.properties ファイルを開き、Gradle 6.7.1 を使用するように distributionUrl を設定します。
distributionBase=GRADLE_USER_HOME distributionPath=wrapper/dists zipStoreBase=GRADLE_USER_HOME zipStorePath=wrapper/dists distributionUrl=https\://services.gradle.org/distributions/gradle-6.7.1-bin.zip