このページでは、Maps SDK for iOS のユーティリティ ライブラリをセットアップする方法について説明します。
これらのユーティリティを試すには、次のいずれかを行います。
- ユーティリティ ライブラリを既存の Xcode プロジェクトにインストールします。これらのユーティリティを独自のプロジェクトに追加します。
- デモアプリをインストールして実行する。デモアプリは、ユーティリティの試用に必要なすべてのコードを含むスタンドアロン プロジェクトです。
Maps SDK for iOS ユーティリティ ライブラリを Xcode プロジェクトに追加する
次の手順に従って、ユーティリティ ライブラリを Xcode ワークスペースに追加します。
Swift Package Manager を使用する
- Xcode プロジェクトをまだ作成していない場合は、ここで作成してローカルマシンに保存します。(iOS アプリを初めて開発する場合は、新規プロジェクトの作成時に iOS アプリ テンプレートを選択してください。Xcode 11.7 以前では [Single View Application] を作成します)。
- Maps SDK for iOS を依存関係として追加します。オプションについては、SDK のインストールをご覧ください。
- Xcode プロジェクトで、[File] -> [Swift Packages] -> [Add Package Dependency] の順に移動します。
- 表示されたウィンドウで、Maps SDK for iOS ユーティリティ ライブラリのリポジトリ URL
https://github.com/googlemaps/google-maps-ios-utils
を入力し、[次へ] を選択します。 - この時点で、GitHub アカウントで認証するよう求められることがあります。手順に沿って GitHub 個人アクセス トークンを作成し、プロセスを続行します。
- 次のウィンドウで [バージョン] ラジオ オプションを選択し、プルダウン リストから [次のメジャー バージョンまで] を選択し、Maps SDK for iOS ユーティリティ ライブラリの最新のバージョンを入力します(例:「6.0.0」)。
- [プロジェクトに追加] の横にあるプルダウンをクリックし、プロジェクトを選択して [パッケージを追加] を選択します。
CocoaPods を使用
- Xcode プロジェクトをまだ作成していない場合は、ここで作成してローカルマシンに保存します。(iOS アプリを初めて開発する場合は、[Single View Application] を作成してください)。
- プロジェクトの Pod ファイルがまだない場合は、プロジェクト ディレクトリに
Podfile
という名前のファイルを作成します。このファイルでプロジェクトの依存関係を定義します。 - プロジェクトの Pod ファイルを編集し、
Google-Maps-iOS-Utils
Pod への依存関係を追加します。次の例では、Maps SDK for iOS とユーティリティ ライブラリに必要な依存関係を追加しています。source 'https://github.com/CocoaPods/Specs.git' platform :ios, '15.0' target 'YOUR_APPLICATION_TARGET_NAME_HERE' do use_frameworks! pod 'GoogleMaps', '9.0.0' pod 'Google-Maps-iOS-Utils', '6.1.0' # x-release-please-version end
pod install
を実行します。- Xcode を終了し、プロジェクトの
.xcworkspace
ファイルを(ダブルクリックして)開いて、Xcode を起動します。これ以降、このプロジェクトを開くには.xcworkspace
ファイルを使用する必要があります。
注: マーカー クラスタリング ユーティリティはクアッドツリーに依存しますが、マーカー クラスタリングなしでクアッドツリーを使用できます。クアッドツリー ユーティリティのみが必要な場合は、Pod ファイルで pod 'Google-Maps-iOS-Utils'
を 'Google-Maps-iOS-Utils/QuadTree'
に変更します。
アプリに API キーを追加する
API キーを生成し、Xcode プロジェクトに追加する手順については、Xcode プロジェクトを設定するをご覧ください。プロジェクトをビルドして実行する
API キーを追加したら、プロジェクトをビルドして実行します。
アプリでユーティリティを使用する
アプリでのユーティリティの使用方法については、各ユーティリティのドキュメントをご覧ください。
デモアプリをインストールして実行する
ユーティリティ ライブラリには、インストールして各ユーティリティを試すことができるデモアプリが含まれています。
デモアプリをインストールします。GitHub のファイルを使用
- GitHub からコードサンプル アーカイブをダウンロードし、アーカイブを解凍します。
- ターミナル ウィンドウを開き、サンプルファイルを展開したディレクトリに移動し、使用する言語の適切なサンプル ディレクトリにドリルダウンします。
- Swift の場合は、
cd google-maps-ios-utils-master/samples/SwiftDemoApp
を実行します。 - Objective-C の場合は、
cd google-maps-ios-utils-master/samples/ObjCDemoApp
を実行します。
- Swift の場合は、
- 次のコマンドを実行します。
pod install
- Xcode を終了し、プロジェクトの
.xcworkspace
ファイルを(ダブルクリックして)開いて、Xcode を起動します。これ以降、このプロジェクトを開くには.xcworkspace
ファイルを使用する必要があります。
デモアプリに API キーを追加する
API キーを取得するで、アプリの API キーを生成しました。このキーをデモアプリの Xcode プロジェクトに追加します。Swift
次のように、API キーを AppDelegate.swift
に追加します。
- 次の import ステートメントを追加します。
import GoogleMaps
- 次の行を編集して、二重引用符の間に API キーを追加します。
// Change this key to a valid key registered with the demo app bundle id. let mapsAPIKey = ""
Objective-C
次のように、API キーを AppDelegate.m
に追加します。
- 次の import ステートメントを追加します。
@import GoogleMaps;
- 次の行を編集して、二重引用符の間に API キーを追加します。
// Change this key to a valid key registered with the demo app bundle id. static NSString *const kMapsAPIKey = @"";
デモアプリをビルドして実行する
API キーを追加したら、プロジェクトをビルドして実行します。
- Swift バージョンのデモを実行している場合は、アプリで表示するユーティリティを選択できます。
- Objective-C バージョンのデモを実行している場合は、マーカー クラスタリング ユーティリティのデモが表示されます。その後、Objective-C バージョンのデモを編集して、各ユーティリティを試すことができます。詳しくは、以下のアプリにユーティリティを追加するをご覧ください。