Google Mobile Ads SDK の新しいメジャー バージョンがリリースされる際は、既存のメジャー バージョンに廃止日が設定されることがあります。廃止日を過ぎると、広告の配信が停止するため、該当 SDK バージョンからの広告トラフィックには自動的に「広告掲載なし」エラーが返されるおそれがあります。
- サポート終了スケジュールのメリット
サポート終了のスケジュールを明示することには、次のようなメリットがあります。
- 1 年間の準備期間があるため、SDK アップデートの予測と計画がしやすくなります。
- 古いバージョンをサポートするためだけに SDK に残っているコードを削除できるため、SDK のサイズが小さくなり、バグ発生のリスクが低減されます。
- エンジニアリング リソースを、新しい SDK のサポートと新しい SDK 機能の開発に集中させることができます。
時刻表
次の表に、Google Mobile Ads SDK Unity プラグインの各バージョンのサポート終了日と廃止日を示します。
バージョン | ステータス | リリース日 | サポート終了日 | 廃止日 | 移行ガイド |
---|---|---|---|---|---|
v9.x.x | サポート対象 | 2024 年 3 月 22 日 | 2026 年第 1 四半期 | 2027 年第 2 四半期 | |
v8.0.0 ~ 8.7.0 | サポート対象 | 2023 年 3 月 30 日 | 2025 年第 1 四半期 | 2026 年第 2 四半期 | |
v7.0.2 ~ 7.4.1 | 非推奨 | 2022 年 6 月 2 日 | 2024 年 2 月 6 日 | 2025 年第 2 四半期 1 | v8 への移行 |
夕暮れ | 2021 年 5 月 17 日 | 2023 年 3 月 29 日 | 2024 年 6 月 30 日まで | 使ってみる | |
夕暮れ | 2016 年 2 月 2 日 | 2022 年 9 月 30 日 | 2023 年 6 月 30 日 | 使ってみる |
1 より具体的な廃止日を Google 広告デベロッパー ブログ で発表予定です。このページの記載も期日の 2 か月前までに更新されます。
「サポート対象」「サポート終了」「廃止」の違い
用語 | サポート対象 | 非推奨 | 夕暮れ |
---|---|---|---|
SDK バージョン | (Android ないし iOS 用 Google Mobile Ads SDK の最新メジャー バージョンを N とした場合)Android または iOS 用 Google Mobile Ads SDK のメジャー バージョン N または N-1 に依存するすべてのリリース。 | Android または iOS 用 Google Mobile Ads SDK のメジャー バージョン N-2 に依存するすべてのリリース。 | Android または iOS 用 Google Mobile Ads SDK のメジャー バージョン N-3 以下に依存するすべてのリリース。メジャー バージョン N-3 に依存するリリースは、依存先のメジャー バージョン N がリリースされてから約 2 か月後に廃止となります。 |
広告配信 | 広告が配信されます。 | 広告が配信されます。 | このバージョンには広告が配信されないおそれがあります。今後、廃止済みのバージョンは定期的に利用状況を確認し、広告配信の無効化を検討していく予定です。古いバージョン、特に利用が少なくメンテナンス コストが高いものは、優先的に検討対象となります。広告配信が無効化されたバージョンからの広告リクエストに対しては、廃止済みのバージョンである旨のエラーとともに「広告掲載なし」が返されます。 |
サポート | SDK に関する技術的な質問を、Google Mobile Ads SDK デベロッパー フォーラムにお寄せいただけます。 | SDK に関する技術的な質問は、該当バージョンに固有の内容の場合は Google Mobile Ads SDK デベロッパー フォーラムのサポート対象外となります。完全なサポートを受けるためには、サポート対象のバージョンで問題を検証してから質問することを求められます。 | SDK に関する技術的な質問は、該当バージョンに固有の内容の場合は Google Mobile Ads SDK デベロッパー フォーラムのサポート対象外となります。完全なサポートを受けるためには、サポート対象のバージョンで問題を検証してから質問することを求められます。 |
例外
上記のサポート終了スケジュールは、各 SDK バージョンに予測可能な耐用期間の枠組みを提供する趣旨で設定されています。ただし、今後例外が生じる可能性もあります。このスケジュールは、Google が SDK バージョンを予定よりも早く廃止することを妨げるものではありませんが、今後変更があった際には、可能な限り能動的なコミュニケーションを行い、十分な準備期間を確保します。