コーディング レベル: 初級
所要時間: 20 分
プロジェクト タイプ: 時間主導型トリガーによる自動化
目標
- ソリューションの機能を理解します。
- ソリューション内で Apps Script サービスが何を行うかを理解します。
- スクリプトを設定します。
- スクリプトを実行します。
このソリューションについて
このソリューションは、Google スプレッドシートで、公開 YouTube 動画のパフォーマンス(視聴回数、高評価、コメントなど)を追跡します。トリガーは毎日更新された情報を確認し、動画に新しいコメント アクティビティがある場合はメールを送信します。これにより、質問やコメントに対応できます。
仕組み
このスクリプトは、高度な YouTube サービスを使用して、各シートの [動画リンク] 列に記載されている動画 URL の YouTube 動画の詳細と統計情報を取得します。リストに登録されている動画のコメント数が増加した場合、スクリプトはシートの名前になっているメールアドレスにメール通知を送信します。
Apps Script サービス
このソリューションでは、次のサービスを使用します。
- スプレッドシート サービス - スプレッドシートから YouTube の URL 情報を取得します。
- YouTube Data API の高度なサービス - 各動画 URL の YouTube 動画の詳細と統計情報を取得します。
- メールサービス - 新しいコメントが投稿された動画のリストを含むメールを作成して送信します。
前提条件
このサンプルを使用するには、次の前提条件を満たしている必要があります。
- Google アカウント(Google Workspace アカウントの場合、管理者の承認が必要となる可能性があります)。
- インターネットにアクセスできるウェブブラウザ。
スクリプトを設定する
Apps Script プロジェクトを作成する
- 次のボタンをクリックして、YouTube 動画の視聴回数とコメントを追跡するスプレッドシートのコピーを作成します。このソリューションの Apps Script プロジェクトは、スプレッドシートに添付されています。
コピーを作成 - コピーしたスプレッドシートで、[Your_Email_Address] シートの名前を自分のメールアドレスに変更します。
- トラッキングする YouTube 動画の URL を追加するか、テスト用に提供された URL を使用します。URL は
www.youtube.com/watch?v=
形式で始まる必要があります。 - [拡張機能] > [Apps Script] をクリックします。[サービス] に YouTube がすでに表示されている場合は、次の 2 つの手順をスキップできます。
- [サービス] の横にある「サービスを追加」アイコン をクリックします。
- リストから [YouTube Data API] を選択し、[追加] をクリックします。
トリガーを作成する
- Apps Script プロジェクトで、[トリガー] > [トリガーを追加] をクリックします。
- [実行する関数を選択] で、[markVideos] を選択します。
- [イベントのソースを選択] で、[時間主導型] を選択します。
- [時間ベースのトリガーのタイプを選択] で、[日ベースのタイマー] を選択します。
- [Select time of day] で、ご希望の時間を選択します。
- メッセージが表示されたら、スクリプトを承認します。OAuth 同意画面に「このアプリは確認されていません」という警告が表示された場合は、[詳細] > [{プロジェクト名} に移動(安全でない)] を選択して続行します。
スクリプトを実行する
設定したトリガーは、スクリプトを 1 日 1 回実行します。スクリプトを手動で実行してテストできます。
- Apps Script プロジェクトで、[エディタ] をクリックします。
- 関数プルダウンで、[markVideos] を選択します。
- [実行] をクリックします。
- スプレッドシートに戻り、スクリプトによってシートに追加された情報を確認します。
- メールを開いて、コメントが 1 件以上ある動画のリストが記載されたメールを確認します。今後スクリプトを実行すると、前回スクリプトを実行したときからコメント数が増加した動画のみを含むメールが送信されます。
コードを確認する
このソリューションの Apps Script コードを確認するには、下の [ソースコードを表示] をクリックします。
ソースコードを表示
コード.gs
email.html
寄稿者
このサンプルは、Google デベロッパー エキスパートの協力を得て Google が管理しています。