Google Mobile Vision からの移行

Google Mobile Vision のサポートは終了しているため、代わりに ML Kit SDK に移行していただくようデベロッパーにお願いしています。新しい SDK に移行することで、パフォーマンス、安定性、最新機能を最大限に活用していただけます。また、ML Kit では、Vision だけでなく、Natural Language のユースケースにも対応できる、ML を活用した追加の API が用意されています。

現在、アプリで Mobile Vision のバーコード スキャン、テキスト認識、顔検出 API を使用している場合は、Android 用 ML Kit 移行ガイドiOS 用 ML Kit 移行ガイドに沿って、新しい ML Kit SDK に移行してください。

よくある質問

アプリで Mobile Vision を使用しているかどうかを確認するにはどうすればよいですか?

Android では、モジュール(アプリレベル)の Gradle ファイル(通常は app/build.gradle)に次の依存関係が含まれているかどうかを確認します。

  • com.google.android.gms:play-services-vision:x.x.x

iOS では、podfile に次のいずれかの依存関係が含まれているかどうかを確認します。

  • pod 'GoogleMobileVision/FaceDetector', '3.2.0'
  • pod 'GoogleMobileVision/BarcodeDetector', '3.2.0'
  • pod 'GoogleMobileVision/TextDetector', '3.2.0'

ML Kit SDK に移行するとどのようなメリットがありますか?

Mobile Vision SDK で提供されている既存の API はサポートが終了しているため、更新は行われなくなります。ML Kit に移行すると、最新のバグ修正と API の改善(更新された ML モデルやハードウェア アクセラレーションなど)をアプリケーションで活用できます。

さらに、ML Kit API には次のようなメリットがあります。

  • ML Kit SDK をアプリに静的にリンクできる、Android 用の API の新しいバンドル バリアント。
  • API 固有の改善点:

  • すべての API に Android Jetpack ライフサイクルのサポートが追加されています。addObserver を使用して、アプリがユーザーやシステムによる画面の回転または終了の際に、ML Kit API の開始と破棄を自動的に管理できるようになりました。これにより、CameraX との統合が容易になります。

最新の変更の完全なリストについては、ML Kit SDK リリースノートをご覧ください。

ML Kit API は Mobile Vision API と同じ機能を提供しますか?

バーコード スキャン、テキスト認識、顔検出の API は、対応する Mobile Vision API と同じ機能を提供します。

例外として、Mobile Vision のマルチ検出器、マルチプロセッサ、フォーカス プロセッサは、ML Kit でサポートされなくなりました。同じ機能を、必要に応じて比較的簡単に実装できます。

困ったときは

問題が発生した場合は、コミュニティ ページをご覧ください。このページには、お問い合わせに使用できるチャンネルの概要が記載されています。