テスト広告の有効化

このガイドでは、広告を組み込む開発段階でテスト広告を受信する方法について説明します。開発中はテスト広告を使うことをおすすめします。これにより、純広告キャンペーンのデータや広告主への課金に影響を与えずに、クリックスルーの動作をテストできます。

前提条件

デモ広告ユニット

テストを有効にする最も簡単な方法は、Google が提供するデモ広告ユニットを使用することです。これらの広告ユニットはアド マネージャー アカウントと関連付けられていないため、アカウントで無効なトラフィックが発生するリスクがありません。

各フォーマットのテスト クリエイティブを参照するデモ広告ユニットを次に示します。

広告フォーマット デモ広告ユニット ID
アプリ起動 /21775744923/example/app-open
アダプティブ バナー /21775744923/example/adaptive-banner
固定サイズのバナー /21775744923/example/fixed-size-banner
インタースティシャル /21775744923/example/interstitial
リワード広告 /21775744923/example/rewarded
リワード インタースティシャル /21775744923/example/rewarded-interstitial
ネイティブ /21775744923/example/native
ネイティブ動画 /21775744923/example/native-video
キーポイント: これらのデモ広告ユニットはアド マネージャーで直接販売の広告を配信するよう設定されており、直接販売の広告は AdChoices を返しません。

テストデバイスを有効にする(テストモード)

本番環境の広告でより厳密なテストを行いたい場合は、デバイスをテストデバイスとして設定し、アド マネージャー管理画面で作成した独自の広告ユニット ID を使用できます。

ご利用のデバイスをテストデバイスとして追加する手順は次のとおりです。

プログラムでテストデバイスを追加する

開発中のアプリで広告をテストする場合は、次の手順に沿ってプログラムでテストデバイスを登録します。

  1. 広告統合アプリを読み込み、広告リクエストを行います。
  2. コンソールで次のようなメッセージを確認します。
    <Google> To get test ads on this device, set:
    GADMobileAds.sharedInstance.requestConfiguration.testDeviceIdentifiers =
    @[ @"2077ef9a63d2b398840261c8221a0c9b" ];
    テストデバイスの ID をクリップボードにコピーします。
  3. testDeviceIdentifiers を通じてテストデバイス ID を設定するよう、コードを変更します。

    Swift

    GADMobileAds.sharedInstance().requestConfiguration.testDeviceIdentifiers =
        [ "2077ef9a63d2b398840261c8221a0c9b" ] // Sample device ID

    Objective-C

    GADMobileAds.sharedInstance.requestConfiguration.testDeviceIdentifiers =
        @[ @"2077ef9a63d2b398840261c8221a0c9b"  ]; // Sample device ID
  4. アプリを再び実行します。配信された広告が Google 広告の場合は、その広告(バナー、インタースティシャル、リワード広告)の上部中央に [テストモード] ラベルが表示されます。

    ネイティブ アドバンス広告の場合、広告見出しアセットの先頭に文字列「テストモード」が追加されます。

    この [テストモード] ラベルが付いた広告は、クリックしても問題ありません。テストモードにおける広告のリクエスト、インプレッション、クリックは、アカウントのレポートに表示されません。

メディエーションによるテスト

Google のデモ広告ユニットに表示されるのは、Google 広告のみです。メディエーション設定をテストするには、テストデバイスを有効にする方法を使用してください。

メディエーション対象広告には、テストモードラベルが表示されません。そのため、メディエーション ネットワークから無効なアクティビティの警告を受けないように、お客様が責任をもって個々のメディエーション ネットワークでテストモードを有効にしてください。詳しくは、各ネットワークのメディエーション ガイドをご覧ください。

ご利用のメディエーション広告ネットワーク アダプタがテストモードに対応しているか不明な場合は、開発中にそのネットワークからの広告をクリックしないことが最善の安全策です。どの広告フォーマットでも adNetworkClassName プロパティを使用すると、現在の広告を配信した広告ネットワークを特定できます。