arcoreimg
は、一連の参照画像を受け取って画像データベース ファイルを生成するコマンドライン ツールです。このツールは ARCore SDK for Android([tools] > [arecoreimg] を参照)に含まれています。Android と Android NDK のデベロッパーのみを対象としています。
また、参照画像の品質を確認することもできます。
画像の品質を確認する
人間の目では、適切な参照画像を見つけるのは困難です。arcoreimg eval-img
を実行すると、各画像の品質スコアが 0~100 の範囲になります。
スコアが 75 以上の画像を使用することをおすすめします。
macOS
./arcoreimg eval-img --input_image_path=dog.jpg
ウィンドウ
arcoreimg.exe eval-img --input_image_path=dog.png
画像データベース ファイルを作成する
参照画像はディレクトリまたは画像リスト ファイル(推奨)で指定できます。PNG と JPEG の画像のみがサポートされ、画像のファイル名に使用できるのは ASCII 文字のみです。
画像のディレクトリからイメージ データベースを作成する
次のように、--input_images_directory
を使用して arcoreimg build-db
を実行し、画像を含むディレクトリを指定します。
macOS
./arcoreimg build-db --input_images_directory=/path/to/images \ --output_db_path=/path/to/myimages.imgdb
ウィンドウ
arcoreimg.exe build-db --input_images_directory=/path/to/images --output_db_path=/path/to/myimages.imgdb
各イメージには、そのパスに基づいてデフォルト名が割り当てられます。たとえば、dog.jpg
には名前として /path/to/images/dog.jpg
が割り当てられます。
また、各画像には、画像ファイル名の ASCII 並べ替え順序に基づいて、0
ベースの整数インデックスも割り当てられます。
すべての画像の物理的な幅(メートル単位)が不明であると想定されます。
イメージリスト ファイルからデータベースを作成する(推奨)
イメージリスト ファイルの形式は次のとおりです。
mouse|path/to/mouse.png|0.1 little dog|/path/to/dog.jpg
各行には、名前、イメージ ファイルのパス、メートル単位の物理幅(省略可)が含まれます。
次のように、--input_image_list_path
を使用して arcoreimg build-db
を実行し、イメージリスト ファイルを指定します。
macOS
./arcoreimg build-db --input_image_list_path=/path/to/image_list_file.txt \ --output_db_path=/path/to/myimages.imgdb
ウィンドウ
arcoreimg.exe build-db --input_image_list_path=/path/to/image_list_file.txt --output_db_path=/path/to/myimages.imgdb
各画像には、画像リスト ファイルでの位置に基づいて、名前と 0
ベースのインデックスが割り当てられます。
実行時のイメージの識別
AugmentedImage.getIndex()
と AugmentedImage.getName()
を使用して、検出された画像を特定します。