広告カスタマイザを活用すると、検索の状況やユーザーが閲覧しているウェブページに応じて広告文面を変更することができます。この機能を利用すると、キーワード、セール終了までの期間、その他任意のテキストを挿入することができます。たとえば、「お見逃しなく。セール終了まで xxxx 日!」という文面に、正しい日数を挿入できます。
利点
- レポート機能: 掲載結果データをリセットすることなく、広告の文面を自動的に更新できます。
- カウントダウン機能を利用して行動を促す:
COUNTDOWN
関数を使って、特典を利用できる期限などを表示できます。 メッセージのカスタマイズ: 広告カスタマイザを使用すると、バリエーションごとに個別の広告を作成することなく、検索語句ごとに広告をカスタマイズできます。パラメータ化された広告は、ユーザーが検索している内容と関連性が高くなります。
一般広告 カスタマイズ広告
広告カスタマイザを使用すると、広告の見出しと説明文にテキスト、価格、数値、カウントダウンを挿入できます。カスタマイザの対象には特定のキャンペーン、広告グループ、キーワードを設定できるため、上記のようにキーワードの変化に応じてカスタマイズ内容を変えながら適用することができます。また、それぞれの広告カスタマイザは統計情報を記録するため、広告パターンの違いによる掲載結果を比較できます。
仕組み
広告カスタマイザのデータソース
広告カスタマイザーはソースにグループ化され、各ソースには複数のアイテムが含まれます。各ソースには名前があり、各アイテムにどのような属性があるかを指定します。各ソースは、Google 広告の管理画面のように、属性が列見出し、アイテムが行である表と考えることができます。
広告カスタマイザー ソースを設定する際は、その属性と、各属性のデータの種類を指定する必要があります。利用できるデータの種類は次のとおりです。
text
: 任意のテキスト コンテンツprice
: テキストで表された価格number
: 整数date
: アカウントのタイムゾーンでの日時。スクリプトでは、これらは"yyyyMMdd HHmmss"
形式の文字列として表されます。たとえば、2022 年 10 月 30 日午前 9 時は"20221030 090000"
と表されます。
属性には任意の名前を付けることができますが、"Custom ID"
という名前の属性はデータソースの「キー」として扱われます。広告カスタマイザー ソースに追加される各アイテムには、一意の Custom ID
値が割り当てられます。
広告カスタマイザ アイテム
各データソース内の広告カスタマイザー アイテムで、広告に代入される実際の値を指定します。各カスタマイザーは統計情報を記録するため、広告のバリエーションの中で最も高いパフォーマンスを達成しているものを確認できます。
各アイテムも、キャンペーン単位、広告グループ単位、キーワード単位でターゲット設定できます。キーワード レベルのターゲティングは、ユーザーが検索している特定のキーワードに合わせて広告をカスタマイズするのに役立ちます。一方、より上位レベルのターゲティングでは、幅広い検索に適用される広告のバリエーションを簡単に作成できます。
また、各アイテムにはデバイス設定(すべてのデバイスまたはモバイルのみ)とスケジュール設定(開始日、終了日、一日の中で表示する時間帯)を追加できます。
パラメータ化された広告
広告カスタマイザのデータソースを設定したら、そのデータソースを参照する広告を作成する必要があります。広告の広告見出しと説明文の行では、{=SourceName.AttributeName}
形式のプレースホルダを使用して置換を行うことができます。たとえば、上記の例の広告は次のように設定されています。
広告カスタマイザのデータから値を挿入するだけでなく、COUNTDOWN
関数を使って特定の日付を挿入することも可能です。この日付はデータソースから取得することも(例: sale ends in
{=COUNTDOWN(Flowers.sale_date)}
)、広告文自体で指定することもできます(例: sale ends in {=COUNTDOWN("2022/10/30 09:00:00")}
)。COUNTDOWN
関数の詳細については、ヘルプセンター記事と Google Ads API をご覧ください。