ee.Image.glcmTexture

各バンドの各ピクセルの周囲のグレイレベル同時発生行列からテクスチャ指標を計算します。GLCM は、画像内で異なるピクセル輝度値(グレースケール)の組み合わせがどのくらいの頻度で発生するかをまとめた表です。値 X のピクセルが値 Y のピクセルの隣に特定の方向と距離で配置されている回数をカウントし、この集計から統計情報を導出します。

この実装では、Haralick が提案した 14 個の GLCM 指標と、Conners の 4 個の追加指標を計算します。入力は整数値である必要があります。

方向平均がオンの場合は入力バンドごとに 18 バンド、オフの場合はカーネル内の方向ペアごとに 18 バンドで構成されます。

ASM: f1、Angular Second Moment。繰り返されるペアの数を測定します。

CONTRAST: f2、コントラスト。画像のローカル コントラストを測定します

CORR: f3、相関; ピクセルのペア間の相関を測定します

VAR: f4、分散。グレースケールの分布がどの程度広がっているかを測定します

IDM: f5、逆差分モーメント。均一性を測定します。

SAVG: f6、合計平均

SVAR: f7、合計分散

送信: f8、エントロピーの合計

ENT: f9、エントロピー。グレースケール分布のランダム性を測定します

DVAR: f10、差の分散

DENT: f11、差分エントロピー

IMCORR1: f12、相関 1 の情報尺度

IMCORR2: f13、相関 2 の情報尺度

MAXCORR: f14、最大相関係数。(計算されていません)

DISS: Dissimilarity

INERTIA: 慣性

SHADE: クラスタ シェード

PROM: クラスタの重要度

詳しくは、Haralick らの論文「Textural Features for Image Classification」(https://doi.org/10.1109/TSMC.1973.4309314)と、Conners らの論文「Segmentation of a high-resolution urban scene using texture operators」(https://sdoi.org/10.1016/0734-189X(84)90197-X)をご覧ください。

用途戻り値
Image.glcmTexture(size, kernel, average)画像
引数タイプ詳細
これ: image画像テクスチャ指標を計算する画像。
size整数。デフォルト: 1各 GLCM に含める近傍のサイズ。
kernelカーネル、デフォルト: nullGLCM を計算する x オフセットと y オフセットを指定するカーネル。GLCM は、中心のピクセルを除き、同じ方向と距離で GLCM がまだ計算されていない限り、ゼロ以外のカーネル内の各ピクセルに対して計算されます。たとえば、東と西のピクセルのいずれかまたは両方が設定されている場合、1 つの(水平方向の)GLCM のみが計算されます。カーネルは左から右、上から下の順にスキャンされます。デフォルトは 3x3 の正方形で、オフセット (-1, -1)、(0, -1)、(1, -1)、(-1, 0) を持つ 4 つの GLCM が生成されます。
averageブール値。デフォルト値は true です。true の場合、各指標の方向バンドが平均化されます。