2010 年 3 月 8 日(月曜日)
昨年 10 月にウェブマスター ツール Labs をリリースし、大きな成功を収めました。マルウェアの詳細により、何千人ものユーザーが悪意のあるコードに感染している可能性のあるサイトのページを特定できました。また、Fetch as Googlebot では、Google のクローラに関するより詳細な分析情報をユーザーに提供しました。
本日は、次の 2 つの Labs 機能についてお知らせいたします。
- Fetch as Googlebot-Mobile
- サイドウィキのページ所有者のエントリを作成する
Fetch as Gooblebot Mobile(開発者: Ryoichi Imaizumi)
Fetch as Googlebot のリリース後、モバイル専用サイトを所有する多くのユーザーの皆様から、ページを Googlebot-Mobile として取得できる機能を提供してほしいとのご要望をいただきました。Google ではこれを優れたアイデアであると考え、この新機能を Fetch as Googlebot 機能にオプションとして追加しました。モバイルのオプションには、cHTML(主に日本語のサイト向け)と XHTML / WML の 2 つがあります。
サイドウィキのページ所有者のエントリを作成する(開発者: Derek Prothro)
サイドウィキにより、ユーザーは Google ツールバーのサイドバーまたは Chrome 拡張機能を使用して、任意のウェブページに有用な情報を提供できます。ウェブマスターは、ページ所有者のエントリと呼ばれる特別なエントリを作成できます。これは、ユーザーが作成したすべてのエントリの上に表示されます。
サイドウィキがリリースされてから、ウェブマスターの皆さまから「サイトのすべてのページにサイドウィキのページ所有者のエントリをすばやく配置するにはどうすればよいですか?」というご質問を継続してお寄せいただきました。本日ご紹介する機能により、ウェブマスター ツールでサイト所有者向けのページ所有者のエントリを直接作成できるようになりました。
これらの新機能を提供できることをうれしく思います。ユーザーの皆様にも気に入っていただけたら幸いです。ご意見やご感想をお待ちしております。