「イベント」マークアップに関する注意喚起

2017 年 11 月 27 日(月曜日)

最近ユーザーの皆様から、検索結果の「イベント」スニペットが表示されるべき場所に、イベントと関係のない情報(例: クーポン情報)が表示されるとのフィードバックをお寄せいただいています。このような表示はユーザーの皆様に混乱を招くものであり、Google のガイドライン(説明を追加しました)にも反します。

問題点について

クーポンを表示するスペースに「イベント」マークアップを使用して、特典について記述しているサイト運営者の例が何件か見受けられました。割引クーポンはユーザーにとって特別なものですが、そのことによってクーポンが、イベント(「販売イベント」)に該当すると判断することはできません。イベント マークアップを使用してイベント以外の情報を記述すると、実際には何のイベントも開催されないにもかかわらず、時間になると何かが始まるかのようにリッチ検索結果が表示されるため、ユーザーのエクスペリエンスが低下します。

この問題を示すいくつかの例を見てみましょう。

このようなサイトは、ユーザーに誤解を与えるおそれがあるため、手動による対策を講じる対象となる可能性があります。その場合は、手動による対策によりウェブサイトに対して影響が生じることから、Search Console アカウントに通知が届きます。手動による対策を実施した結果、サイト全体の構造化データ マークアップが検索結果に反映されない状態になる可能性があります。

このブログ記事では、具体例としてクーポンを取り上げましたが、記載している問題に関する内容は、イベントと無関係な情報を「イベント」としてマークアップする、つまり特定の種類のマークアップを本来記述する対象とは異なる種類の項目に適用する、他のすべての項目についても該当します。

詳しくは、デベロッパー向けドキュメントをご覧ください。また、ご不明な点がありましたら、ウェブマスター フォーラムをご覧ください。