動画サイトマップ: location タグについて

2010年8月16日月曜日

本日は、先日の投稿「 動画を Google のインデックスに登録するヒント 」、「 動画コンテンツに関するよくある質問とその解決方法 」に続き、Google に正しく動画を認識させる方法のうち、特に location タグについてご紹介したいと思います。(今回、はじめて動画サイトマップを知った方は、まず、 こちら の記事をご覧ください。)

動画に関する情報をサイトマップや mRSS フィードへ追加するには、location タグを使って動画の場所を指定する必要があります。サイトマップを利用する場合は <video:player_loc> または <video:content_loc> タグを、mRSS フィードを利用する場合は <media:player> または <media:content> タグを挿入して動画の場所を指定します。これら 2 種類のタグのうち、少なくともひとつの location タグを利用してください。このタグで指定された情報はページ上の動画の存在を確認することや、ランク付けのためのメタデータと動画の特徴量を得るために使用されます。もし、これらのタグが記入されていない場合、Googlebot は動画の存在を確認できず、あなたのサイトマップや mRSS フィードはクロールされないでしょう。
それでは、以下に location タグについてまとめます。

指定できる動画の場所

location タグで指定できる動画の場所は次の通りです。

再生プレーヤーの場所または URL : (swf 形式などの)再生プレーヤーの URL と、動画を再生するために必要な引数を指定します。
動画ファイルの場所または URL : (flv、avi 形式などの)再生する動画ファイルそのものの URL を指定します。

必要条件

指定する必要がある情報は、再生プレーヤーの場所 [video:player_loc] か動画ファイルの場所 [video:content_loc] のどちらか一方です。つまり、サイトマップを利用する場合であれば、再生プレーヤーの場所を <video:player_loc> タグで、または動画ファイルの場所を <video:content_loc> タグで指定します。ただし、各タグはそれぞれ異なった働きをするため Google では両方とも記入することを強くお勧めします。具体的には、再生プレーヤーの場所は主に動画がページ上に存在するかを確認するために使われ、動画ファイルの場所は動画の特徴量やメタデータを抽出してランク付けの手助けをするために使用されます。

対応タグ一覧


サイトマップの location タグに対応する mRSS フィードのタグは以下のとおりです。

サイトマップ mRSSフィード 指定するコンテンツ
<loc> <link> 動画を再生するページの URL
<video:player_loc> <media:player> (URL 属性) SWF ファイルなど再生プレーヤーの URL
<video:content_loc> <media:content> (URL 属性) FLV ファイルなど動画ファイルの URL


注: サイトマップや mRSS フィード上ではすべて、一意な URL を使用してください。


Googlebot 以外があなたのコンテンツにアクセスしていないかを確認する場合は、 DNS リバースルックアップ を使用してください。

動画サイトマップの詳細については ウェブマスター向けヘルプ記事 を参照してください。また、 ウェブマスターヘルプフォーラム では質問を投稿したり、これまでの質問と回答を検索することができますので、こちらもご活用ください。