Google 画像検索と AMP を組み合わせて、パブリッシャーとユーザーが画像検索をより活用できるようにする

2019 年 7 月 25 日(木曜日)

Google 画像検索では、ユーザーが画像の検索を通じてさまざまなことについて調べたり、学んだりできるように継続的に変更が加えられています。画像の検索に際して大事なことは、なんらかの判断を行う前に多くのアイデアに触れられるようにすることです。製品を購入する、スタイリッシュな部屋の例を探す、DIY の手順を確認するなど、どのような場合にも画像検索が役に立ちます。ただ、多くのアイデアに触れようとすると、読み込むウェブページの数も増大します。その結果、検索の速度が大幅に低下し、ユーザーが作業を終えられなくなってしまう場合もあります。

そこで、Google では Google 画像検索の新しい機能である Swipe to Visit を導入しました。すでに Google I/O でも紹介されていますが、Swipe to Visit はモバイル用ウェブページを対象に AMP を使用した機能であり、ユーザーがこれまでより速く簡単にウェブページを閲覧できるようになります。ユーザーがモバイル デバイス上で、Google 画像検索で表示された画像を選択すると、その画像のあるウェブサイトのヘッダーがプレビューされます。そのヘッダーを上にスワイプすると、ウェブページを簡単に読み込むことができます。

ユーザーから見た Swipe to Visit 機能のアニメーション

Swipe to Visit では、AMP のプレレンダリング機能を利用して、画面の下側にウェブページのプレビューが表示されます。ユーザーがプレビューを上にスワイプすると、そのまますぐにウェブページが表示され、パブリッシャーのページビューにカウントされます。ウェブページの表示速度や利便性が向上することで、サイトへのアクセス自体も増加する一方、ユーザーのブラウジング セッションが途切れることもありません。

サイトが AMP に対応していれば、改めて操作を行わなくても Swipe to Visit の対象となります。AMP をサポートしていない場合は、AMP スタートガイドを確認してください。今後数週間のうちに、パブリッシャーの皆様は Search Console の検索パフォーマンス レポートで、Google 画像検索での AMP からのトラフィック データを確認できるようになります([画像検索結果の AMP] という検索項目が新たに追加されます)。

Google はこれからも引き続き、ユーザーとパブリッシャーに役立つ機能を用意して、Google 画像検索のエコシステムをサポートしていきます。