Search Console の新しい速度レポートで高速化を実現

2019 年 11 月 4 日(月曜日)

高速なウェブ エクスペリエンスは、常に重要なユーザー エクスペリエンスの要素の一つであり、Google が推進し、提唱してきたものです。この取り組みでサイト所有者を支援するために、Google I/O 2019 で Search Console の速度レポートについてプレビュー版を紹介しました。それ以来、ベータ版テストで得られたすべてのフィードバックについて検証を重ね、本日から公開することになりました。

特にページ数が多いサイトでは、潜在的なユーザー エクスペリエンスの問題を特定するのが困難です。 速度レポートでは、類似した URL を自動的に「高速」、「中速」、「低速」にグループ化することで、サイト所有者が理解しやすくしています。データは、Chrome ユーザー エクスペリエンス レポートに基づいています。このレポートは、Chrome ユーザーがウェブ上の人気ページに実際にアクセスしたときのユーザー エクスペリエンスを指標化したものです。

速度レポートの概要

このレポートは、速度および速度低下の原因となる問題によって URL を分類します。特定の問題をドリルダウンして低速に分類された URL の例を確認することで、パフォーマンス改善の優先順位付けに役立ちます。特定の URL に対して実行可能な最適化をより正確に把握するため、レポートには具体的な最適化に関する情報を提供する PageSpeed Insights ツールへのリンクが含まれています。

このレポートは、長期にわたるパフォーマンスのモニタリングと、ウェブサイトに対して行った修正の追跡の両方に使用する必要があります。問題を修正した場合は、レポートを使用して、修正後のウェブサイトにユーザーがアクセスした際に、パフォーマンスの改善が見られたかどうかを追跡します。

また、中速と高速のグループを確認して、どのような URL のパフォーマンスが優れているかを確認することで、自分のサイトのパフォーマンスを把握できます。

高速グループの URL

この新しいレポートは「試験運用版」です。サイト所有者向けの指標と最適化案について、引き続き改善を進める計画です。Google は、レポートを通じて直接送信されたフィードバックや、ユーザー フォーラムのフィードバックをチェックして改善に役立てています。お気づきの点がございましたら、Google までお問い合わせください。