サイト所有者向けのガイドラインの更新

2022 年 10 月 13 日(木曜日)

Google は 2002 年に、サイト所有者向けの一連のガイドラインを記載したページをリリースし、サイト作成に関するベスト プラクティスの概要を紹介しました。このページは「ウェブマスター向けガイドライン」と名付けられ、それ以来ずっと存在しています。リリース以来、Google はこのガイドラインにさまざまな情報を追加し、サイト所有者の皆様が、Google 検索を通じてサイトにアクセスしたユーザーに適したサイトを作成できるようにしてきました。

2002 年当時と比べると、状況は大きく変化しています。そこでこのたび、ウェブマスター向けガイドラインの再編成版をリリースし、名称も変更いたします。

ノートパソコンで Google 検索の基本事項を入力している Googlebot と、本を読む Crawley

Google 検索の基本事項のご紹介

このサイトの名称に「ウェブマスター」という用語が使用されなくなり(現在は「検索セントラル」)、この用語が残っていたのは「ウェブマスター向けガイドライン」だけでした。前述のとおり、「ウェブマスター」は古い用語であるため、自身がウェブマスターであると認識している方はほとんどいません。新しい名称として、サイト訪問者の一部だけではなく、Google 検索に自身のコンテンツを表示させたいと考えているインターネット上のすべてのクリエイターに焦点を当てた、一般的な名称が必要でした。Google はまた、新しい名称で、こうしたページで取り上げられているポイントの重要性を強調したいとも考えていました。こうして、Google は Google 検索の基本事項という新しい名称に行きつきました。

変更内容

今回の更新にともない、いくつかの変更点があります。検索セントラルのサイト全体は、定義上、一連のガイドラインとベスト プラクティスであるため、以前のガイドラインの多くをそれらが属する特定のセクションに移動することで、サイトを簡略化しました。それから、以前のウェブマスター向けガイドラインで取り上げていたポイントを分類しました。

技術要件に焦点を当てた新しいセクション

技術要件はごくわずかでシンプルです。Google がインデックスに登録できる形式でコンテンツを公開し、Google がそのコンテンツにアクセスできるようにすることを指します。これは、Google の検索結果に表示されるために満たすべき最低限の要件です。しかし、サイトがインデックスに登録され検索結果に表示されるために必要なのは、これだけではないことを Google は認識しています。クリエイターの方は主なベスト プラクティスについても検討されることをおすすめします。

スパムに関するポリシー: 例とトピックの追加

スパムに関するポリシーでは、Google のウェブ検索結果でサイトの掲載順位が下がったり、まったく表示されなかったりするおそれのある、一般的なスパムや行為について説明しています。ほとんどのトピックは、以前の「品質に関するガイドライン」と、検索セントラルで公開されているその他の密接に関連するガイドライン(マルウェアやハッキングされたコンテンツなど、元は独立していたガイドライン)に基づいています。新しい追加内容と主な変更点は以下のとおりです。

インターネット上で現在確認されるスパムに対処できるよう、Google はサーチ クオリティ チームにコンテンツの書き換えを依頼しました。可能な場合は、より正確な表現を使用し、2022 年に合った具体的な例を追加するよう依頼しました。チームから提供されたこの新しいバージョンが、Google 検索のユーザーにとって好ましくないコンテンツの作成を避けるうえで、サイト所有者の皆様のお役に立つことを期待しています。

成功するための主なベスト プラクティス

主なベスト プラクティスは、サイトを作成する際にユーザーが考慮する必要があると Google が考える一連のベスト プラクティスです。要件を満たすだけでも検索結果でのサイトの表示(さらには維持)が見込めますが、より充実したサイトにして、Google 検索でさらに見つけられやすくするためには、ベスト プラクティスが有効です。

ここ数か月にわたり、検索セントラルでいくつかのページが移動していることにお気づきでしょうか。情報がより論理的な構造に整理され、類似するページが統合されましたが、ほとんどの場合、コンテンツに変更はありません。

新しい Google 検索の基本事項が皆様にとって便利でわかりやすいものとなり、サイトの重要な事柄により専念していただけるようになれば幸いです。ご不明な点がございましたら、Twitter または検索セントラルのヘルプ フォーラムにコメントをお寄せください。また、[フィードバックを送信] ボタンをクリックして、ドキュメント ページからフィードバックを送信していただくこともできます。