2018 年 6 月 25 日(月曜日)
数か月前、Google は新しい Search Console をリリースしました。以下では、その後の進展に関する最新情報をお知らせします。
「URL 検査」ツールの紹介
Search Console について最も多い要望の一つは、「Google 検索が特定の URL をどのように認識しているかをもっと詳しく知りたい」というものです。こうした要望にお応えして、Google 検索の透明性を向上させるために詳細な情報を提供する新しいツール「URL 検査」のリリースを本日より開始しました。URL 検査ツールを使用すると、ページのクロール、インデックス登録、情報配信に関する詳細を Google インデックスから直接入手できます。
所有しているページの URL を入力すると、前回クロール日とそのときのステータス、クロールまたはインデックス登録のエラー、そのページの正規 URL などがわかります。ページが正常にインデックス登録されていれば、Google がページで検出した拡張機能(例: リンクされている AMP バージョン、レシピや求人などのリッチリザルト)の情報とステータスもわかります。
![AMP 拡張機能が有効になっているインデックス登録済み URL](https://developers.google.cn/static/search/blog/images/import/1872f42d62e2252bb0239bb68f378edc.png?hl=ja)
ページがインデックスに登録されていない場合は、その理由を知ることができます。新しいレポートには、ページの noindex
robots meta
タグと Google の正規 URL に関する情報が含まれています。
![HTML に「noindex」meta タグがあるためにインデックス登録されなかった URL](https://developers.google.cn/static/search/blog/images/import/0734c771b5baf466eca8f6e3ce8c74eb.png?hl=ja)
noindex
meta
タグがあるためにインデックス登録されなかった URLワンクリックで問題レポートに移動することができ、レポートには同じ問題の影響を受ける他のすべてのページが表示されます。これは、共通のバグを追跡して修正するために役立ちます。
Google インデックスに関する新規または既存のページの問題をデバッグするために、URL 検査ツールがお役に立てば幸いです。本日より段階的にリリースしますが、数週間以内にすべてのユーザーがご利用いただけるようになります。
その他の更新
最近、URL 検査ツールに加えて、新しい Search Console に次に示す機能とレポートを追加しました。
- 16 か月分のトラフィック データ: Search Analytics API は、検索パフォーマンス レポートと同様、16 か月分のデータを返すようになりました。
- レシピレポート: レシピレポートは、レシピ リッチリザルトに影響する構造化データの問題の解決に役立ちます。Google のタスク指向インターフェースを使用して、修正をテストおよび検証できます。また、進捗状況を随時メッセージでお知らせします。
- 検索アナリティクスの新しい「検索での見え方」フィルタ: 検索パフォーマンス レポートでは、新しい「検索での見え方」で絞り込んだ結果(Web Light と Google Play Instant の結果を含む)を表示できるようになりました。
フィードバックへの感謝
Google は、常にフィードバックを参照し、アンケートを実施し、新しい Search Console の使用統計情報をモニターしています。ありがたいことに、インデックス カバレッジと AMP レポートの新しい問題検証フローは多くの方にご利用いただいています。これらのツールを使用すると、問題がより迅速に修正される傾向にあることがわかっています。また、メールまたは [検証の詳細] ページで提供している検証プロセスの更新についても高い評価をいただいています。
こうしたフローの改善やバグの修正に役立つフィードバックをお寄せいただいたすべての方に感謝いたします。
今後の予定
新しい Search Console はまだベータ版ですが、毎月機能とレポートを追加する予定です。引き続き、さまざまなチャネルを通じてご意見、ご要望、ご提案をお寄せください。