2010 年 3 月 12 日(金曜日)
HTML5 は、ワールド ワイド ウェブのコア言語である HTML の 5 番目のメジャー バージョンです。HTML5 仕様には、ウェブページ内の構造化された情報を指定するための新しいマークアップ標準である microdata の説明が含まれています。
本日は、microformats と RDFa の既存のサポートに加えて実施することとなった、リッチ スニペットで使用される microdata のサポートについて発表いたします。ウェブページで microdata マークアップを使用すると、Google 検索結果におけるページの表示を改善するために Google が使用できる、ウェブページのクチコミ、ユーザー プロフィールまたはイベントに関する情報を指定できます。
"L'Amourita Pizza" のレビューのセクションを示すシンプルな HTML ブロックは次のとおりです。
:<div> <h1>Review: L'Amourita Pizza</h1> Written by Bob Smith Jan 15, 2010 Rated <b>4.5</b> - Excellent </div>
以下の例では同じ HTML に、レビュー対象レストラン、レビューの作成者と日付、評価を指定するために microdata を追加しています。
<div itemscope itemtype="https://data-vocabulary.org/Review"> <h1>Review: <span itemprop="itemreviewed">L'Amourita Pizza</span></h1> Written by <span itemprop="reviewer">Bob Smith</span> <time itemprop="dtreviewed" datetime="2010-01-15">Jan 15, 2010</time> Rated <b itemprop="rating">4.5</b> - Excellent </div>
microdata には、シンプルさと豊富さのバランスが取れているという優れた特性があります。ご覧のように、itemscope
(新しいアイテムを定義する)、itemtype
(説明対象のアイテムのタイプを指定する)、itemprop
(対象のアイテムのプロパティを指定する)などのいくつかの HTML 属性を使用して、ページにマークアップを簡単に追加できます。ページにマークアップを追加したら、リッチ スニペット テストツールを使用してテストを行い、ページ上のデータを Google が解析できるかどうかを確認できます。
microformats や RDFa と同様に、Google がサポートしている語彙(Google が認識できるアイテムの種類やプロパティなど)は、リッチ スニペットのドキュメントと data-vocabulary.org で規定されています。コンテンツをマークアップしても、サイトのリッチ スニペットが表示されるとは限りません。Google は、優れたユーザー エクスペリエンスを確保するために、microdata のマークアップの使用範囲を徐々に拡大していきます。
ご利用開始にあたっては、以下のリンクを参考にしてください。