2025 年 4 月 9 日(水曜日)
数か月前、Search Console で最近のパフォーマンス データを表示する方法を改善したことを発表しました。「24 時間」ビューには直近 24 時間分のデータが含まれており、ほんの数時間前のデータが表示されます。このビューを見ると、最近の時間帯で高パフォーマンスを発揮したページやクエリ、最近公開したコンテンツの注目度など、いくつかの情報を確認できます。
本日より、Search Analytics API は時間単位のデータにも対応します。エコシステムの皆様からは、このデータをもっと手軽に利用したいという強い要望をいただいていました。その要望を受けて、API に時間単位のデータを追加し、プロダクト インターフェースよりも広範囲の情報を提供することになりました。プロダクト インターフェースが表示する時間単位のデータは直近の 24 時間分だけですが、API は最大 10 日分の詳細なデータを返すことになります。これにより開発者は、最新 1 日分の時間単位のデータだけでなく、前週の同曜日との比較を表示するソリューションも作成できるようになります。これは、曜日ごとのパターンを分析する際に役立ちます。
Search Analytics API で時間単位のデータを取得する方法
Search Analytics API で時間単位のデータを利用可能にするために、API リクエスト本文に以下 2 つの変更を加えます。
- レスポンスを時間単位でグループ化するため、新しい
ApiDimension
にHOUR
を指定します。 - 新しい
dataState
値にHOURLY_ALL
を指定し、時間単位でグループ化する際に使用します。これにより、時間単位のデータが部分的なものである可能性が示されます。
参考までに、次のセクションで API リクエストと API レスポンスのサンプルを示します。
API リクエストのサンプル
{ "startDate": "2025-04-07", "endDate": "2025-04-07", "dataState": "HOURLY_ALL", "dimensions": [ "HOUR" ] }
API レスポンスのサンプル
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