2017 年 6 月 8 日(木曜日)
10 年前に reCAPTCHA をリリースした際には、スパムや不正行為について懸念することなく、ユーザーがお気に入りのサイトにアクセスできるようにするというシンプルな目標を掲げていました。この数年で、reCAPTCHA は大きく変化しました。これは、歪められた文字から番地と名前に進化し、さらに 2014 年には CAPTCHA を使用しない reCAPTCHA、今年 3 月には Invisible reCAPTCHA へと進化しました。
これまでに 10 億人以上のユーザーの皆様に reCAPTCHA をご利用いただいており、Google は今後も保護対策の改良に取り組みます。
reCAPTCHA はオンライン上のあらゆる場所にいるユーザーを保護します。モバイル デバイスの利用が急速に拡大している状況では、モバイルアプリとデータを安全に保つことが重要です。reCAPTCHA が 10 周年を迎えた本日、Google Play 開発者サービスの一部として第 1 世代の reCAPTCHA Android API についてお知らせできることを光栄に思います。
この API により、reCAPTCHA は人間と bot をより的確に区別し、モバイル上で合理的なユーザー エクスペリエンスを実現できます。最新の Invisible reCAPTCHA テクノロジーを使用することで、リスク分析がバックグラウンドで行われ、数百万人の人間のユーザーが毎日ゼロクリックで通過できます。今やモバイル ユーザーは、スパムや不正行為から身を守りつつ、アプリを中断されずに楽しむことができます。
reCAPTCHA Android API は、Google SafetyNet に含まれており、デバイスの証明書やセーフ ブラウジングなどのモバイルアプリを保護するためのサービスを提供します。モバイル デベロッパーは、デバイスの証明書とユーザーの証明書を同じ API で処理することにより、アプリに関するセキュリティ リスクをより効率的に低減できます。これにより、Android における セキュリティ保護の範囲が広がり、有害な可能性があるアプリ、デバイス暗号化、定期的なセキュリティ アップデートを Google Play プロテクトでモニタリングできます。reCAPTCHA Android API の操作方法について詳しくは、Google のサイトをご覧ください。また、iOS ライブラリもご確認ください。
インターネットの安全性を高め、すべてのユーザー(bot を除く)に容易にご利用いただけるよう、reCAPTCHA の開発を今後も継続して進めます。