2017 年 11 月 15 日(水曜日)
Google は 6 月に、求職者の皆様に検索機能の利便性を享受していただけるようにした新しいエクスペリエンスのリリースを発表しました。本日、Google の求人検索機能を改善するための次のステップとして、ウェブと求人情報から取得した給与推定額を表示する機能と、ユーザー向けの新しい UI 機能を追加します。
給与情報は、求職者からの最も要求の多い追加事項の一つです。これは、仕事が適しているかどうかを判断するために役立ち、給与推定額の情報を掲載しているサイトには、以下のことを実現する機会がもたらされます。
- ブランド認知度の向上: 給与推定額の情報には、給与推定額の提供元からの代表的なロゴが表示されます。
- より多くの紹介トラフィックを取得: 給与情報が求人情報の検索結果に表示される場合、ユーザーはクリックして直接給与推定額を掲載したページを表示できます。
サイトに給与額の概算を掲載している場合は、次のようにこの変更を活用できます。
実際の給与情報を指定する
実際の給与額とは、雇用主から提供された基本給の情報を指します。サイトで求人情報を公開する場合は、JobPosting
構造化データを追加して baseSalary
プロパティに値を入力し、求人情報の検索結果にサイトが表示されるようにできます。
この給与情報は、リストビューと詳細ビューの両方で利用できるようになります。
給与推定額に関する情報を掲載する
雇用主が実際の給与を提示していない場合は、求職者に対して、同じ職業または類似した職業について複数のパートナーから得られた給与推定額が表示される可能性があります。サイトに給与推定額情報を掲載している場合は、職業の構造化データを追加して、求人情報の検索結果に表示されるようにできます。
正確な位置情報を指定する
ユーザーからは、正確な番地レベルの位置情報を提供することで、自身にとって最適なビジネス チャンスに力を注げるという声が寄せられています。求人情報を公開するサイトでは、JobPosting 構造化データの jobLocation プロパティを使用して、求人情報を公開できます。
構造化データを検証する
ページ上の構造化データを再確認するために、構造化データ テストツールと Search Console レポートを近日中に更新いたします。その間、Search Analytics で求人情報のパフォーマンスをモニタリングできます。今しばらくお待ちください。
今夏のリリース以来、Google 検索に求人情報を表示する企業の数が 60% 超増加しており、数千万人もの人々が新たな雇用機会を獲得しています。Google は、ユーザーの皆様がニーズに合った給与の仕事を見つけることができ、詳細情報を確認するためにサイトに誘導されるよう支援しています。給与推定額を掲載しているサイトでは、職業の構造化データを使用して給与額を掲載したページをマークアップすることをおすすめします。サイトでの構造化データの使用に関してご不明な点がおありの場合は、ウェブマスター ヘルプ フォーラムをご利用ください。