ハッキングと不正使用に関してメッセージ センターから送付される新しい通知

2010 年 3 月 1 日(月曜日)

Google はウェブをクロールする際に、毎日数千ものサイトがハッキングされ、悪意のあるコンテンツが挿入されているのを確認しています。攻撃を受けているサイトは膨大な数に上り、問題は深刻化の一途をたどっています。ハッカーやスパマーは、小規模な個人サイトや、学校、大学、多国籍企業のサイトなど、ハッキングが可能なあらゆるサイトを標的として、巧みに侵害しています。サイトのフォーラムやユーザー コンテンツ セクションに対するスパム攻撃は、それほど打撃は大きくないものの、より広範囲に広がっています。

以前の投稿で、Google がサイトを保護するためにウェブマスター ツールを介して新しいソフトウェア バージョンに関する通知を開始したことをご報告しました。ウェブマスターの皆様により有用な情報をお届けする取り組みの一環として、メッセージ センターにさらに多くの通知をお送りすることとなりました。

今月より、ウェブサイトで次のような潜在的な問題が検出された場合に、より多くのウェブマスターに通知いたします。

これらの通知は、潜在的な問題についてウェブマスターの皆様に警告し、サイトを修正して再び Google 検索結果に表示されるようにするための次のステップを提示することを目的としています。ハッキングや不正行為に関する問題の場合は、この種の行動が見られる URL の例が通知に記載されています。これらの通知は、既存のマルウェアに関する通知と並行して実施します。

たとえば、ハッキングの疑いがある場合は次のような通知が送信されます。

サイトがハッキングされている疑いがあることを示すウェブマスター ツールのメッセージ

Google は数年にわたり、ハッキングの疑いがあることをウェブマスターの皆様に通知してきましたが、最近行ったシステム アップグレードにより、さらに多くのサイト所有者の方々に、サイトがハッキングされていることを通知できるようになりました。こうした通知が、ウェブマスターの皆様がサイトの問題を修正して安全を確保し、最終的にサイト訪問者のユーザー エクスペリエンスを改善するためのお役に立てば幸いです。将来的にはこの取り組みをさらに拡大して、他の種類の脆弱性や不正行為に関する問題を対象に加える可能性があります。

これまでどおり、ウェブマスター ツールに登録されていないウェブマスターの皆様は、登録を行うことで、1 年以内に送信されたメッセージを取得できます。重要なメッセージを見逃さないように、メール転送機能を使用して受信トレイでアラートを受信してください。

ご不明な点がございましたら、ウェブマスター ヘルプ フォーラムでお問い合わせいただくか、以下のコメント欄をご利用ください。